teahyong side
それからしばらく経って
俺の行きつけがあのマッサージ店になった。
もちろん。今日の帰りも体をほぐしにマッサージ店へと足を運ぶ
🚪 からんからん
受付を済ませていつもの個室へと案内される
いつもの個室には
俺の担当をしてくれているユンソがいるんだ。
この店に何度も来るにつれ
ユンソも俺の顔を覚えてきて
2人の間に友情というものがいつの間にか生まれていた。
と、いつものように会話が始まり
と、いつものように渡される水。
でも、この時の水だけ変な味がしたんだ。
まあ、まさかね。
この時、渡された水に睡眠薬が入ってたなんて
その時の俺は疑いもしなかった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。