私は家族の絵を描いていた
クレヨンでね
その時は良くかけたのかと思ったのか絵をずっと見つめていた
物足りない所があればどんどん描いていた
するとまたあいつ等が来た
私の絵を見つめて言った
私がもっと綺麗にして上げるよ
私はその人の事は信用してなかった。
でも、断るのが怖くてそのまま続けさせた
その絵はまるで変わってしまった
恐ろしい絵に
目の周りはぐりぐりさせられ
色も汚くなっていて
最低だった
私は怒りの絶頂に達した
でも何も言えなかった
昔の自分って相当ダサかったのが良くわかる
其奴等は私が黙っている間に去っていった
すると私の元に二人きた
中国のハーフの子と普通の日本人の子だ
一緒に遊ぼうと言われた
そう言われたのは初めてなので
とても嬉しかった、私は勿論許可した
私はその子と楽しく遊んでいた
優しくて一緒にいて楽しい子だった
そんな事をやっているうちに
あっという間に日はくれ朝を迎えた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!