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第1話

魔法が使える物語なんて古い
けだま
(魔法が使える物語なんて、古い。)
って思いましたね?今。
 
































その日のことは、よく覚えてる。



(あれ?今日何曜日だっけ?)とか
(今日って...何日だったっけ?)とか


日頃良く考えちゃうあたしだけど...



その日のことだけは鮮明に覚えてる。





































































え...?けだま?
























どうしてそんなに鮮明に覚えてるかって?






それが...


毎日5時半にかけてるアラームが
夜中の3時に急になり始めたんだよ。

しかもいつもの(チロリロリン♪)ってのじゃなくて
(ラッパラッパッパッパラー!)みたいな「兵隊かよ!」的なやつ。



何事かと思って飛び起きて、心臓バクバクしたまま時計見て
状況飲み込めないまま

"パッ"と、横を向いたら、

そこに、

あたしのベットの横にね、





けだまがちょこんと座ってて。





































けだま
今日は2020年6月17日水曜日です。
え.........?



















...!!!???



























けだまが、喋ったの。






昨日まで、あたしの、佐藤家の、
1家族であり、ロシアンブルーの猫であり、大事な友達でもある
けだまがね...




バカ丁寧にカレンダーを読み上げてくれたのよ。





















































けだま
今日は、2020年6月17日水曜日です。
...ははは(笑)疲れてるんだなあたし。
それにしてもやけにリアルな夢だなあ...。
汗、びっしょり(笑)起きたらチビってましたーとか
すごい恥ずかしいんだけど(笑)やだやだ(笑)
けだま
おはようございます。雫。
...。
けだまもリアル...だなあ。すごいなあ。
でも喋る時は口をパクパクしないんだね!(笑)
思念伝達みたいでかっこいいね!!っていうか、
男の子なのは分かってたけど、女の子のつもりで接してたから
そんなイケボで喋られるとちょっと狂うなあ(笑)
可愛い可愛いって撫でてたけどけだまも男の子だもんね
今度からはかっこいいよって言って撫でてあげ
けだま
雫。
...あげ......
けだま
よく喋りますね。
…。




















うん。ちょっと待とう落ち着こう。
まずこれは、夢か?夢なのか?なに?これは何?













































いや、待って、無理(泣)
心臓バクバクしててなんかもうよく分かんない(泣)





え?
昨日は確かに2020年の6月16日だった。火曜日だった。
ゴミ出し...したもん。
それに昨日までの火曜日までの賞味期限だった牛乳も
全部使ってシチューを作ったよ。そうだよ。あってるよ。
思い出せる。昨日までのこともちゃんと覚えてる。









けだまだって、普通だった。
いっぱい相談も聞いてくれた。(勝手に話してた)
ご飯も食べてたしいつもみたいにお気に入りのイモムシで遊んだ。


















































けだま
雫?大丈夫ですか?



















































けだまが、しゃべってますね(泣)


昨日までのことはちゃんと覚えてるけど
今起きてることは、りかいできません(泣)


夢か現実かの、判断もつきません(泣)









































けだま
雫。聞いてください。これは、現実です。
...
けだま
...
いま、現実か夢か分からないって、あたしが心で思ったこと
どうして分かったの?まさか...心まで読めるの...?
けだま
...
けだま
いいえ。
へ?
けだま
猫が心なんて読める訳が無いでしょう(笑)
それに夢か現実かなんて一目瞭然。
飼い猫が目の前で話しているのですよ?
まさか、夢か現実かも分からないだなんて...
雫。それはおかしな話で
おかしな話なんだよう!!!!!
今のこの状況は!!!!!!!!!!!!





















"ドドッ"
















"ダッダッダッダッ...!"

















"ガチャ!!!!!!!"
翔馬
おい!!!!ねえちゃん!!!!!!!!
うっせーよ!何時だと思ってんだよふざけんなよ!
けだま
にゃー...
翔馬
けだまも言っといてくれよ。ったく。
寝るか静かにするかにしろ!!!
"バタン!!!!!"











































けだま
雫...今何時だと
原因は君だよ...!!!💢
けだま
しーっ!静かに。また翔馬が怒って起きてきますよ。
...💢












やけに冷静な感じが腹立つなあ...。



















ごめん。正直、現実か夢か判断がまだつかないの。
心の中はそんな葛藤でいっぱいいっぱいで他に何も思考が回らない。
けだまが一目瞭然と言ったこの状況は、
おかしい事なのどちらかと言えば夢に近いの
夢であるはずの状況なの...!
けだま
僕は人の心なんて読めません。
だけど、雫の気持ちは分かります。大切な人だから。
...
けだま
それにさっきすごい顔でしたよ。
まるで、僕をバケモノを見るかのような顔をしました。
だから一応改めて伝えたのです「これは現実です」と。
(一瞬、バケモノにも見えたわよ)
けだま
僕は、バケモノではありません。猫です。
あんた、人の心読めるんでしょ。
けだま
いいえ。読めません。
いや、読めるでしょ。
けだま
いいえ。読めません。































































"チッ...チッ...チッ...チッ..."










こんなに時計の針の音がよく聞こえる夜は
何年ぶりだろう。

























けだま
雫。まだ、雫が、夢か現実か判断がつかなくても良い。
ただ、今日この日からの毎日を、起こった出来事を、
日記に残して欲しいんです。
日記...?
けだま
はい。日記です。
どうして日記?
けだま
どうしてかは、すみません。まだ言えません。
だけど、必ず、残して欲しいんです。
どうして言えないの?
けだま
どうしても、今は話せません。だけどいつかは絶対
絶対にお話します。
うーん...
けだま
雫の枕元にあるその赤い本に、
その日の出来事を、書き留めていってください。
え...?
















枕物には見たことの無い、赤い分厚い本が1冊。
軽くページをめくるとそこには文字ひとつ載っていない
なんとなく...暖かい本だった。
















けだま
雫は今日から少し変わった日常を過ごします。
そして、魔法を使えるようになります。
雫が使える魔法は、僕と話せたように他の動物とも
話せるようになる魔法です。
今日からあたしは魔法が使えるの!?どうして??
けだま
雫は質問が好きですね。でも、すみません。
僕が答えられる質問は今はないです。
なによそれ...(泣)
けだま
そして、他の特定の人達も色んな魔法が使えるようになります。
それは雫の友達や職場の仲間の中に居ます。
と、友達も!?職場の人たちも!??な、なななんで???
どうして急に魔法なの?その人たちも動物と喋れる魔法なの?
っていうか...危ない人とかも来るの??何かと戦うの?
あたしは何をどうしてたらいいの????
けだま
...
...








































あ...











ちょっと...取り乱したな...
聞きすぎちゃった。





























けだま...?
けだま
雫。僕を信じて欲しい。
何も質問に答えられないことを許して欲しい。
そして僕は必ず何があっても雫を守る。
分からないことばかりで不安しかないと思う。だけど...




























"チリンっ"



































けだまの首輪の鈴が鳴ったかと思ったら









けだまは、あたしの膝に乗った。
















































綺麗...。









月の光で、
けだまの碧い瞳が透き通って見える。







































けだま
雫...。僕を信じて。
今も昔も、本当にけだまの眼は綺麗だね。
暖かい気持ちになるよ。
...うん。
聞きたいことしかないけど、今でも夢見心地だけど、
やってみる。まず、日記ね。
けだま
ありがとう雫。
それにしても!これから書く日記って言わば
魔法が使える物語みたいなものでしょ?(笑)
昔凄い好きでそういうアニメとか沢山見てたなあ!懐かしい(笑)
(今の時代...単に魔法が使える物語なんてのは古いよなあ(笑))
けだま
なあに??

















昔の見てきた魔法少女アニメを思い出しながらニヤついていたあたしに

けだまは言った。














































けだま
(魔法が使える物語なんて、古い。)
って思いましたね?今。
ちょっと!あんたやっぱり人の心読んでるでしょ!?
けだま
...。
けだま
いいえ。読めません。
何よ今の間は!!!
けだま
(笑)