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第3話

第1話―憎悪―
くあっと欠伸をしていつもの定位置で外の景色を眺める。今日も憂鬱な一日が始まったかと思うと溜息が出てしまう
私は5年以上この部屋から出ていない

お風呂、トイレ等は別だが
殆ど出ていない


だが再来月とある学校に入学することになった"兄と"

正直行きたくない
兄と行くのならそこら辺のおっさん連れて行く方が全然マシだ
あなた
再来月…長いのか短いのかよく分かんない月日だなぁー…
あなた
行きたくないなぁ…
ボソリと呟いた言葉は鳥の囀りでかき消されてしまった
自慢の白い髪をクルクルと指に巻き付けて遊んでいると扉をドンドンと叩かれた
誰だ?使用人はそんな物騒に叩かないぞ…
私が返事をしなかったせいかまた再びドンドンと叩かれた
あなた
はい、誰?
何時でもボコれるように近くに木刀を置いて相手に聞いた
俺。
あなた
…!
その声は聞いたことある声だった
今1番聞きたくない声
私の大嫌いな声
声を聞いただけでもふつふつと怒りが込み上げてきたのがわかった 

私は落ち着いて深呼吸をして彼に問う
あなた
何で"悟"がいんの?使用人は?
相変わらず冷てぇな
あなた
聞いてんだけど
また自慢か、、、と今日2回目の溜息を零した
キレんなよ、ただ単に朝ご飯持ってきてやっただけ
あなた
頼んでない
お兄ちゃんが持ってきてやったんだ感謝しろよ
あなた
迷惑なんだけど
扉の前置いとくから
あなた
………
全く会話のキャッチボールが出来ない

イライラして仕方がない
じゃ、俺用事あるから
そういいぺたぺたと廊下を歩く音が遠のいてった
   




ガシャンッッ!!!
私は扉の前にある朝食を地面に叩きつけた

するとその音を聞いてドタドタと足音を鳴らしながら見たことない使用人が慌てて駆け寄ってきた
使用人1
あなたの下の名前様!ろ、廊下に朝食が散乱していましたが…ど、、どうなさいましたか?
使用人1
お怪我は…
あなた
あー、それ捨てて
使用人1
え、で、でも
あなた
早く捨てて!!!!
使用人1
ッ…は、はい。申し訳ございません…。
ビクビクと肩を揺らしながら床に散乱した食べ物を拾い上げゴミ袋に捨てていく使用人
「お兄ちゃんが持ってきてやった」とその上から目線な態度が私は気に入らない

礼儀も悪いし口も悪い正直いって私の方が礼儀もいいし口も悪くないはずなのに…!


ただでさえ5年以上も閉じ込められてストレスが溜まってるのに


あいつは



あいつは…!
あなた
どれだけ私をバカにすれば気が済むの…
私はバタンを扉を閉めてその場に蹲った