無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第9話

すれ違う仲間①
❲ただ俺達は前へ進むしか道はなかった❳



・玉森side

俺は夢を見ているのか、目の前に転がっている血だらけの人々。

我が…粟飯原くりはら家の仇を‥頼む…クッ


(そんなこと言われても俺、この時代の人間じゃないし)

この方こそ神の使いじゃ
玉森
はっ?


1年前 気がついたらこの屋敷の前にいた、それだけ。

なんとも瓜二つ生まれ変わりか、はたまた化身か
玉森
困ったな、そんなんじゃないんですけど


自分の記憶の中にある確かなもの、それは…宮田と2人で秋葉原にいたこと。

これ…を


今にも死にそうな人に渡された玉みたいなもん。

我が家…の‥家宝…じゃ‥毛野…ガクン


(だから俺の名は玉森裕太「毛野」なんて名前じゃない誰よ?その人)

何をやっているんです逃げますよ


(それにいつの間にかこの人が母親になっているし、もぉーわけ分かんない勝手に養子縁組されちゃってさ)

いいですか、よく聞くのです


(そりゃ、行く当てもない自分の面倒を見てくれた事には感謝してるよ)

貴方はこれから女になるのです


(でも、だからって)

そして旅の一座に入り芸を磨きなさい


(俺には会わなければならない人がって誰だっけか?)

仇討ちの機会を狙うのです、それが子の役目わかりますか?


(無理だよ、そんなの)

これからは犬坂の名を名乗り、母は父上の元へ


(それは人を殺せってことだろ?)

後は頼みましたよ
玉森
あっ、待って
ザクッ、うぐっ


バタンと倒れたその身体を見ながら心が悲鳴を上げる。

玉森
こんなのっておかしい自分で死んじゃうだなんて


(…‥けの?あさけの)

玉森
うっ、うう~ん…はっ
怜香
大丈夫?かなりうなされてたみたいだけど
玉森
姉さん、ちょっと夢を見ちゃって
怜香
もしかしてまた
玉森
あ、まぁ…はぁ~
怜香
無理しなくていいんじゃない


怜香は、この旅の一座と同行するようになってから俺のことをずっと見守ってくれている言わば姉貴みたいな大切な存在。

この一座のリーダーてもある。

怜香
とにかく、向こうに着いてから考えましょう


千葉家重臣、馬旭大紀まくわりだいき それが仇の名。

俺達はその人に招かれ屋敷へと向かっている、聞いた話ではかなりの男好きらしい。

(良かったな俺 女になっていて、でなきゃ危なかったかもしれない)

「ミツに会いたい」ふと心の中で呟く




シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
ファンタジーの作品もっと見る
公式作品もっと見る