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第58話

策略と罠①千賀side
「目指すは南」俺とタマは、ひたすら歩き続けて
いた。

玉森
あぁ~もう疲れた


あのとき、泉で見た光景が気になって仕方なく。

千賀
しっかりしろ俺らは早くガヤさん達と合流しなければならないんだから
玉森
分かってるって、それくらい


そこにいたのはニカと宮田そして綺麗な女の人が
1人、繋がっていることに気づく前そこでは多分
重要な何かを話していたに違いない。

(そうだろニカ?お前の叫び声、半端なかったもん)

けど泉を通し途中から聞いた俺達には何がなんだかサッパリ分からず、ただそのときのお前の姿を見てこれだけは分かったミツに何かあったに違いないと。

(それに横尾さんや廉がどうのこうのって、いったい何が起こってるっていうんだよ?)

きっとあれからニカと宮田はミツを追い、もしかすると既に合流しているかもしれない「だから俺達も急がなくちゃ」そう思い歩いていると。

キキキッ、バサバサバサ、不気味な鳥の鳴き声と
飛び立つ羽音が聞こえ。

玉森
だっ、誰かいる
千賀
タマ
玉森
千賀、俺から離れるんじゃないよ
千賀
そっちこそ


奇しい妖気に包まれた奴が俺達の前に姿を現す。
網乾(あぼし)
クククッ、玉の気配に誘われ来てみれば
なんだ雑魚ではないか、つまらん
千賀
なに!
網乾(あぼし)
中途半端な力しか持っていないお主らに用などない
玉森
お前は誰だ
網乾(あぼし)
私か?ふっ、網乾左母二郎
玉森
なっ


(網乾だって!?あのミツを斬ったという)

網乾(あぼし)
お主らも八犬士のようだが、あいつを捜しているのか?


(それってミツのこと?)

網乾(あぼし)
無駄なことを、ふっ
千賀
どういう意味だよ?
網乾(あぼし)
あ奴はいずれ、お主らの敵になる
玉森
そんなわけない
千賀
あぁ、絶対
玉森
ミツが俺達を裏切るだなんて、
あり得ない話し
網乾(あぼし)
めでたい奴らだ
千賀
何を!
玉森
よせ千賀
千賀
くっ


「こいつ、いったい何が言いたいんだ?」俺はグッと唇を噛みしめ網乾を睨みつけた。

千賀
説明しろ
網乾(あぼし)
そんなの必要ないではないか、
それより
千賀
なんだ
網乾(あぼし)
可愛い妹は元気にしているか?ふっ
千賀
えっ
網乾(あぼし)
ふふふっ


(なんだよ?その意味深な笑い)

網乾(あぼし)
おまえ怜香とか言ったか?あの女、
クスクスッ
玉森
なっ
網乾(あぼし)
今どこでどうしているか知っているのか?
玉森
どうしてそんな事を?
網乾(あぼし)
お主ら仲間だなんだ、ほざいているが自分たちのせいで巻き込まれた者達が今どうなっているか知ろうともせん
玉森
何が言いたい?
網乾(あぼし)
まぁいい、いずれ会わせてやろう
それまで楽しみにしているがいい
千賀
待て!


そう言うと網乾は姿を消してしまい「ぬいに何か
あったというのか?」

ぬい
お兄ちゃん


俺は、言い知れぬ不安に駆られる。

玉森
姉…さん


それはタマも同じで…

(ごめん俺がこの世界へ来たせいで、お前をこんな目に遭わせてしまい護ってやれなくて独りにしてしまって本当にゴメン)

「せめて俺の手で本当の兄貴のところへ逝かせてやるから許してくれ、ぬい」

俺の可愛い妹ー




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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