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第2話

プロローグ①北山side
朝、目覚ましが高らかに鳴り響く。

二階堂
起きてミツ、ほら早く起きろおおぉぉ


(うおっち、ビックリしたぁ)


北山
ちょ、なんでニカの声になっているんだよ


(さては、あいつ隙をみて悪戯したな)

二階堂
きゃはははは


大爆笑するニカの顔が、脳裏に浮かんだ。

(ばーか、クスッ)

北山
さてと起きますか


一人暮らしをしていると、独り言が増える。

北山
今日はね玉子焼と豆腐にワカメの味噌汁、でもって納豆


朝ご飯に、納豆は欠かせない。

(何てったってオレ納豆同好会の一員ですから、うわ懐かしい~うふふ)

過去の映像を頭の中で振り返り、思わず顔がニヤけてしまう。

北山
いっただきまーす、パクッ、うん美味い


ピロリロリン―

(んっ?LINEだ誰からだろ)

テーブルの上に置いてあったスマホに手を伸ばす。

藤ヶ谷
起きてる?


(はっ?藤ヶ谷!?なんで俺に)

思いもかけない相手に一瞬身体が固まってしまい、数分後。

藤ヶ谷
おーい返事は?既読スルー襲いに行っちゃうよ(笑)


(おまえ誰に送っているつもり?横尾さん)

北山
あのぉ~藤ヶ谷さん?


そう返したら…

藤ヶ谷
はい藤ヶ谷太輔ですが何か?


(どうしたキング、朝からおふざけか?)

北山
用はなに?
(はあっ?おい俺、今モーニングタイム中なの邪魔しないで)

カタンとスマホをテーブルの上へ戻し、再びメシを食い始める。

暫くし、ふと目を落とすと。

北山
なんだったんだろ?今の


ブルブルブル―

北山
うわっち!?もしもし、おはようございま~す
マネージャー
おや珍し起きていたんだ


(起きてましたよ、朝から可笑しなことがあったから)

マネージャー
じゃ、あと30分ほどで着くんで準備しておいて下さい
北山
了解


(ともあれ仕事へ行かなくちゃ)

北山
えっとえっと~これでいっか


(きっとあれは何かの間違い、もしくは気まぐれ)

そう思うことにし出掛ける準備に取り掛かる、30分後マネージャーが到着し。


マネージャー
では次、横尾さんの家へ寄ります


ブロロロ、走り出したバンの中には。

(えっ、藤ヶ谷!?)

奥の席の窓際に座って耳にイヤホンを付け外を眺めている姿に。

(嘘だろ?じゃ、あれは)

北山
はよ


挨拶をすればチラッとこっちを見て「おう」とでもいうように軽く手を上げ。

(それだけ?)

無愛想な返しに「やっぱり間違いだったんだ」そう思う。

無言が続く車内、ただエンジン音だけが聞こえ暫くすると横尾さんの家へ到着し。

横尾
おはようございます、あっ、ミツおはよう


ニコやかに乗り込んで来た、その声に藤ヶ谷が反応し。


藤ヶ谷
おはよう、ワタ


俺のときとは大違い、満面の笑顔で。

横尾
ミツ、起きてる?
北山
起きてるよ


(なんだわ、それ?)

藤ヶ谷がLINEで言って来たのと同じ言葉を言う横尾さんに、心の中で突っ込む。


藤ヶ谷
ワタ、こっちこっち~


そんな俺らのやり取りを無視するかの如く手招きしている藤ヶ谷、それから2人で並んで座りペチャクチャペチャクチャよく喋る、そんな中ブルブルブル~またもやLINEが。

(今度は…誰?えっ、また藤ヶ谷)

藤ヶ谷
ご飯粒ついてる(笑)


(はっ?ついてねぇし)

慌てて鏡を取り出し見たら、ブルブルブル爆笑しているスタンプが送られて来て。

(あんにゃろーう)

チッと後ろを振り向けば。

藤ヶ谷
そうそう、それでね
横尾
ふーん


何食わぬ顔をし横尾さんと喋っている。

(どういうつもり?)

意味不明のままスタジオへと到着し。

横尾
ミツ、どうしたの降りないの?
北山
あ、いや
横尾
太輔、行っちゃったよ


その太輔さんがですねぇ、なんて言えるわけもなく。

横尾
ほら
北山
うん


溜め息まじりでバンから降りた、後ろで横尾さんがクスクスと笑っているとは知らず。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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