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第48話

希望の光り④薮side
(嘘だ、そんな事って)

トッツーと2人、キンプリの連中へ廉のことを話しに行った帰り。

戸塚
じゃ俺は、このあと用事があるから


暫く街をうろついて戻ってみると既に紫耀たちは
自分の家へ来ていてさ、みんなで玉森と話をして
いたんだ。

それから、宮田と二階堂に繋がり伏姫から宏光の
緊迫した状況を知らされて。

が、佐久間たちは玉森との話しに気を取られ肝心
な部分を聞いてなく彼奴ら二階堂の叫び声で初め
て繋がっていることに気づいたから。

けど俺は、ドア付近にあった宮田のキーホルダーが光っているのをいち早く気づき。

(頼む違うと言ってくれ)

あいつらが気づいたとき何故だか咄嗟にドア越しへ隠れてしまい、どうしてだかは分からないけど。

(絆→大切なものを想う気持ちが宏光を救うことに
繋がるキーワードになるっていうのか?)

独り、道を歩きながら心の中で呟く。

(なら俺は自分なりのやり方で彼奴を助けてみせる、その為ならなんだってやるさ宏光を失うなんて考えられないんだから)

まだJr.だったころ辛いとき苦しいとき、いつも傍にいてその笑顔を俺に向けてくれた。

北山
薮の笑顔は俺の癒しだかんな
んふふっ


(こっちこそ泣きたいとき挫けそうなとき宏光が頑張る活力をくれたから)

北山
上を目指さないでどうする?いつも
夢を持ち前へ進まないと意味がない
んだよ


先にデビューが決まったときも、そう言って背中を押してくれた。

北山
てっぺんを目指そう薮、てっぺんをさ


(宏光が頑張っている姿を見ると自分も負けてはいられないって、だから、だから俺は…くっ)

北山
そんな顔をするな俺はお前の笑顔が
大好きなんだから


ふと、声が聞こえた気がし空を見上げる。

助けたいか?
えっ、誰?


すると何処からともなく誰かが話し掛けてきて、
キョロキョロと辺りを見渡したがらしき姿はなく。

月の道を探せ
それって、なに?
時空を繋ぐ場所


(つまり、あっちの世界へ繋がる道ってこと?)

そうだ、そこに光が集まれば希望は
生まれる


(光り?希望、ならそこから宏光のところへ行けるんだな)

それは無理というもの
どうして?俺、行きたいんだ!あいつの所へ頼む行かせてくれ
呼ばれていない者は、その道を通り
抜ける事はできない

(そん…な)
しかし、その想い涙は力となる
力?
想いは力の源それが強ければ心は繋がり、その者がやろうとしていることに手を貸すことが出来よう、だが
なに?
それを放出した時お前の精神は時空
の狭間をさ迷う事になるが、それで
もよいか


(構わない、それであいつが宏光が助かるのなら
俺は)

その決意、確かにこの犬塚信乃が受け取った今日よりお前の傍にいて力となろう


(宏光、必ず見つけてみせる月の道を。そして助け
出す、それまで頑張れ負けるんじゃないぞ)

俺は、みんなには内緒で月の道を探すことにし単独行動を決意する言ったら止められるのがオチだから。

トッツー塚ちゃん、宮近、如恵留、翔太、佐久間、阿部ちゃん、そしてキンプリのみんな。

(ごめん…けど、どうしても宏光の力になりたいんだ自分勝手な俺を許してくれ)

脳裏に浮かぶJUMPのメンバー1人ひとりの顔、首を横に振り払うかのように動かし前を見据えて歩き出す。

大切な宏光の指輪を自分の指にはめ、そんな姿を
見守るかのように優しく風が吹いた。

まるで、勇気づけてくれるかの如くに。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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