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第8話

思わぬ再会③北山side
あれからニカはあまり喋らなくて「いったい、何があったっていうんで?」俺はそれが気になりはしたものの無理に聞き出すことも出来ず。

なるべく普通に接するように心掛け2人して古河へと向かった、暫くし道端に人々が群がっている姿が見え。

北山
あれ?なんだろう
二階堂
旅芸人かなんかじゃない
北山
ふーん


ザワザワザワ、ざわつく人垣。

これより、皆様には当代きっての舞の名手「あさけの」の見事な舞をお見せ致します、どうぞごゆるりとご覧下さい


(へぇ~言ってみれば路上ライブみたいなもん?タッキーが喜びそうだな和風大好きだし)

そんなふうに考えているとシャンシャンシャン鈴の音が聞こえ。

二階堂
あれが…そう‥
北山
えっ、どこ?
二階堂
見えないの?あぁ~ゴメン俺 被ってた、その身長じゃあ無理か
北山
はあっ?大して変わりないわ、それに俺はめり込んでるの
二階堂
なんだそれ?初めて聞いた、クックック


「初めて‥か…そうだな今のお前には」ふと、胸の中に寂しさが広がる。

北山
うっ、うっせぇよ別に興味がねっからいいさ
二階堂
あははっ
北山
笑ったな、こいつ


けど、再会し初めて見る笑顔にホッとして。

その顔 ちっとも変わってない大丈夫、記憶が戻ればいつものニカに戻るはずと嬉しくなり自然と笑みが零れた。

二階堂
なに?
北山
なんでもね
二階堂
なら人の顔を見て笑うな
北山
ふっ、クスッ
二階堂
ちっ、勝手にしろ


そうやって、ふて腐れているところも俺の知っている二カ。

シャンシャンシャン…

北山
ほら行くぞ、なに見とれてるんだよ
二階堂
ちっ、違うって俺は、ただ…
北山
惚れた?ニヤッ
二階堂
なっ
北山
やめとけ叶わぬ恋は辛いだけ
二階堂
そんなんじゃねぇよ
北山
はいはい、クスッ


そう俺達は、この時代の人間じゃない。よく言うでしょ歴史を変えてはならないと、だからあまり関わらない方がいいんだ。

シャンシャンシャン…

ふと、人混みの隙間から見えた舞っている女の横顔がタマに似ているような気がし。

「気のせい…か、ふっ」そう思い、その場を離れてく。

けど俺達は後で知ることになる、この世界に来ているのは自分たちだけではないってことを。

シャンシャンシャン…

鈴の音が、まるで自分の存在を示すかのごとく鳴り響き俺はそれを背中で心地よく受け止めながら前へと足を踏み出していた。

その道を切り開く為にー




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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