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第14話

思わぬ再会⑦北山side
(うっ…痛って‥くっ…俺‥生きてるのか?)

二階堂
ミツ、良かったぁ


(げっ、ニカ!?お前ひっでぇ~顔してんなぁ)

二階堂
なっ、なんだよ俺の顔に何かついてるか


(いや、なんも…クククッ)

二階堂
黙ってないで、なんとか言え


(今、どうコメントするか考えているところだ)

二階堂
まさか斬られたショックで俺みたく
記憶を無くしてしまった、なぁーんて事はないよな


(はあっ?)

北山
バカなことを言っているんじゃね一緒にすんなっつうの、うっ


(やっべ怒鳴ったら傷口が…)

二階堂
あはっ、いつものミツだ
北山
なっ、クスッ
二階堂
あははっ
北山
なに笑っているんだ、こっちは怪我人なんだぞ
二階堂
あ、悪い
北山
んっ?
二階堂
その…いろいろ‥と
北山
ふっ、まぁ~良かったじゃん
記憶が戻って
二階堂
ミツの…お陰…だと思う
北山
じゃなくてそうだろ


たぶん心配で寝ていなかったんだろニカの顔は瞼が腫れ泣き続けた跡があった。

(悪い心配をかけてしまい)

でも、あれは夢なんかじゃなかったんだと今はハッキリと分かる。

こうしてまた、お前に名前を呼ばれ。

法師
どうやら気づかれたようですな
北山
あんたは?
法師
ゝ大ともうします
二階堂
助けてくれたんだ
北山
‥‥っ
法師
当たり前のことをしたまで
北山
ありがとう感謝する
法師さま犬田殿が見えられましたが
法師
んっ、もう来られたか
北山
???
法師
泊まれる所があった方がよいかと思い呼んだのだが
北山
あっ、でも俺らあまり銭を持ってなくて
二階堂
俺、働く
北山
お前が?無理だろ
二階堂
そんなことはない頑張る
北山
‥‥‥


(こいつ記憶を取り戻したら、やたらと張り切り始めたな)

法師
なら小文吾殿に仕事の世話も、お願いするとしんぜよう
北山
本当に大丈夫か?
二階堂
任せろ、ミツは傷が治るまでゆっくり休んでればいいから
北山
うん、まぁ


と、そこへドタバタと足音が聞こえバシッと障子が開き。

千賀
お待たせしましたぁ~
北山
なっ、千賀!?
二階堂
おまっ、どうして
法師
お知り合いだったのかな
千賀
んっ?
二階堂
じゃねぇよ来てるなら来てるって連絡ぐらいしろっつうの


(それは無理ってもんだ、ここは俺らの世界じゃないんだから)

それに、たぶん千賀も。

千賀
おおっ、ニカ!それにミツまで久しぶり元気だった?
北山
はあっ?
二階堂
ぬぬぬっ、ぬあんだとおぉーっ


(やっべ、こいつキレやがった)

千賀
いやあ嬉しいなぁ~また会えて
んふふっ
二階堂
なっ、何がだ!こっちは大変だったんだからな俺は独りぼっちで記憶がなかったしミツには迷惑かけっぱで


(掛けてねぇから、ふっ)

二階堂
俺のことを庇って斬られたときは何もできなくてよ、だから、だからさぁ~
北山
もう、いいって
二階堂
どんだけ、くっ、なのに脳天気面して現れやがって!


ニカは、物凄い勢いで千賀に掴み掛かり。

北山
よせ、やめろ千賀だって俺達がいるだなんて思ってもみなかったんだろうしさ
二階堂
けど、けど…ううっ


が、そう言ったニカの瞳は涙がいっぱい溢れてて。

(そっか、おまえ会いたかったんだな?本当は嬉しいんじゃない)

そんなニカを千賀は黙って微笑みながら腕の中へ包み込み見つめていた、まるで全てを知っていたかのように。



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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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