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第56話

力の源"絆"③北山side→宮田side
(ふっ、あの雌キツネ嘘をつきやがったな玉梓を倒したらみんな元の世界へ戻れるって玉がなければ無理なんだろうが伏姫さんよ)

藤ヶ谷から話を聞いたあと俺は少しだけ眠らせてもらった、身体が睡眠を要求し言うことを聞かなかったから。

が、目を覚ましたとたん無性に腹が立って来る。

藤ヶ谷
起きた?北山
北山
んっ?あぁ
藤ヶ谷
調子はどう?
北山
大丈夫、それより横尾さんの所へ
戻らないと
藤ヶ谷
ワタと一緒に行動するのは不味い気もするけど記憶がないんじゃ仕方がない
北山
だよな戻ったら、なんとか他の連中と合流させるしかないんじゃね
藤ヶ谷
あぁ


そう話をしながら納屋の方へ向かうと。

宮舘
横尾くん!?
佐久間
横尾くんだ!
渡辺
俺にも聞こえた
阿部
本当に、本当に横尾くんですか 
宮近
やったぁ~だから言ったじゃない
ですか
如恵留
メガネ、メガネが光ってます
佐久間
うおおぉ~テンション上がって来たぁ
渡辺
佐久間ったら調子がいい
佐久間
あはっ
横尾
みんな…くっ、あり‥がとう


宮舘や佐久間、宮近たちの声が聞こえ。

阿部
良かった本当に良かったです
宮近
これで藤ヶ谷くんの居所さえ分かれば
横尾
んっ?太輔


(ヤバい記憶が戻ったんだ)

佐久間
ここまで来たら全員が揃うのも時間の問題さ
阿部
そうだね
如恵留
はい


藤ヶ谷にアイコンタクトをすると、こいつはコクンと頷き。

藤ヶ谷
これで気兼ねなく置いて行ける
北山
いいのか?本当に
藤ヶ谷
まだ俺らは他の連中と合流するわけにはいかないから
北山
しかし独りっていうのは心配じゃね?
藤ヶ谷
大丈夫みや達がこっちへ向かって
いる、すぐに会える
北山
お前、なんでそんな事まで分かる
んだよ
藤ヶ谷
俺には守護霊がついてるからね
北山
はっ?


「頭でもおかしくなったんじゃね、らしくないことを言いやがってさ」そう思っていると。

藤ヶ谷
源八、ちょっと挨拶してやって
くれない


誰もいない方向に向かい話し掛ける藤ヶ谷。

北山
大丈夫?
藤ヶ谷
今に分かる、ふっ


が、そのとき。

源八
あまり他の者と話したくはないの
だがな
北山
なっ!?


わけの分からないやつの声が聞こえ「何処だ?どこにいる」あっちへキョロキョロこっちへキョロキョロ、でも誰もいない。

藤ヶ谷
お前、なにキョどっているんだよ?


そんな俺を見て、笑いを堪えている藤ヶ谷。

北山
んだって誰もいないじゃん
源八
ふっ、見えるわけがない生きていないのだから
北山
ゆっ、幽霊?
源八
幽体とも言うのであろう、お主たちの世界では
藤ヶ谷
まぁ…ね
北山
マジでか!?
源八
そんなに驚くことでもあるまいに、
くすっ
北山
げっ、目に見えないやつに笑われた
源八
なに悔しいのか?そんな事で可笑しなやつ、ふふっ
北山
くぅ~また笑われちまった何もんだ?お前
源八
俺は犬飼源八、ここではこいつに憑かせてもらっている
北山
はあっ?犬か
藤ヶ谷
北山お前、なにキレているの?クスッ
北山
そんなんじゃねっけどコイツなんだかムカつく


(藤ヶ谷は呆れた顔をし、わけ分からない声には笑われるわ俺って何なんだよアホらしくなって来た)

取り合えず藤ヶ谷に変なやつが憑いているって事だけは分かった、そいつが情報を教えている事も。

藤ヶ谷
じゃ行くか
北山
あぁ、言っとくがあの変なやつを俺の前では出すなよ
藤ヶ谷
言われなくても出てこないさ、あいつは人と接するのが嫌いだから


(人間嫌いの守護霊ね、やっぱり変だ)

俺達は横尾さんに置き手紙を残し、その場を後に
する。

(宮田、頼む、お前にも会いたいが今はそうも行か
ない悪いが上手く横尾さんを拾ってやってくれ)

俺は、すぐ近くに来ているだろうメンバーに願いを託し、まさか後から追いかけて来ようとは思いもせず藤ヶ谷と2人ふたたび村雨丸を探すため先を急ぐことにしたんだ。

「時間がねんだ時間が」自分の身体が、そう警告を鳴らしているのを感じ。




・宮田side

あの伏姫の祠で佐久間やタマたちの声を聞いてから俺らは前より、少しだけ繋がることが出来るようになっていた。

二階堂
えっ、マジで!?それ本当?
宮田
キタミツとガヤさん、一緒にいるんだ
宮近
横尾くんの話しだと、そうみたいです
二階堂
良かったぁ~ガヤが傍にいるならミツも心強いだろうし安心だ
宮田
独りじゃなかったんだね
佐久間
だけど、どうして2人とも横尾くんを置いて行っちゃったんだろ?
宮田
ん~
佐久間
そこが分からなくて


(それは俺達にも分からないけど)

二階堂
で、ワッターは追いかけて行っちゃったってわけか?
宮近
はい
宮田
俺らも、うかうかしていられないね
早く合流しないと
二階堂
あぁ


(しかし、どういう意味?俺達と合流したくないってこと)

二階堂
いったい何を考えているんだ?
あの2人


二階堂も腑に落ちないといった様子で、歩きながらそう呟く。

二階堂
自分らだけで行動したい理由でもあるのかな
宮田
さぁ
二階堂
それと、どうして俺達が後を追い掛けているのを知っていたんだろう?


と、考え込むような仕草をする。

宮田
確かに…キタミツは今、薮と話せて
いないはず


俺もそこまで考え、途端に頭の中で何かが閃き。

宮田
ちょ、ちょっと待って
二階堂
えっ
宮田
俺は佐久間と塚ちゃん、キタミツは薮
千ちゃんは如恵留で二階堂は宮近タマは翔太、横尾さんも宮舘に繋がった
二階堂
そうだけど、それがどうかした?
宮田
つまり、みんな誰かと繋がっている
二階堂
おまえ何が言いたいわけ?
宮田
だとすればガヤさん、それに廉だって向こうの連中と話せるかもしれないってことじゃん!
二階堂
あ…‥


(どうして今まで、こんな簡単なことに気づかなかったんだろ)

二階堂
ガヤと繋がっている誰かが
俺達のことを?
宮田
そうじゃなく
二階堂
ん?


俺達の「絆」それが何よりも力になると伏姫は言っていた、ならそれを強くするにはまず繋がりを明確にし絆をより一層深くする必要がある。

宮田
俺らは、ただキタミツたちを追い掛けているだけじゃ駄目なんじゃ?


(薮や塚ちゃん・佐久間、宮舘・翔太・タマ・宮近・如恵留・千ちゃん横尾さんも、この繋がりを利用し皆と密にもっと連絡を取り合い1つにならなければ)

そうすることで道はきっと見えて来るはず「そうだよね伏姫?貴女が言いたかったことは」

俺は空を見上げ心の中で問いかける何処かで伏姫が見守ってくれているような気がし、あの輝く星達のように。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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