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第39話

護るべきもの⑤宮田side
道節に言われた通り南へ向かうと予想だにしなかった人物に出くわす、まさか二階堂がこんな所にいるなんて思いもしなかった。

宮田
犬川荘介?
二階堂
俺のこっちでの名前
宮田
ふーん
二階堂
お前は?
宮田
一応、犬山道節って事になっている
二階堂
やっぱり八犬士の1人なんだ


(八…犬士?)

宮田
そうだ、ねぇキタミツに何があったか知らない?
二階堂
えっ


が、そう言ったとたん表情が曇り。

二階堂
ミツ…は、くっ


(なっ、お前のことを庇って怪我をしただって!?)

宮田
誰?斬ったやつ
二階堂
網乾とかいう不気味な野郎さ
宮田
そいつ魔物?
二階堂
人間じゃないってゝ大法師が言ってた
宮田
‥‥っ


(それか道節の言っていた闇・負の力ってやつか)

宮田
で、傷口は見たの?
二階堂
言葉で上手く言い表せるようなもの
じゃない
宮田
言える範囲でいいから教えて
二階堂
初めは単なる斬り傷だったんだ、けど日が経つにつれどんどん変化していき
宮田
どんなふうに?
二階堂
酷いってもんじゃない、くっ
宮田
二階堂
二階堂
まるで、焼きただれたみたいになっててさ
宮田
斬り傷じゃないの
二階堂
だから、なんかおかしいっつうか皮膚が腐っていくようなドス黒い染みが、どんどん広がっていき
宮田
なっ!?


(つまり闇がキタミツの身体を浸蝕しているって事?)

二階堂
なぁ、ミツどうなってしまうのかな?
宮田
それ…は
二階堂
俺が、俺のせいで
宮田
違うキタミツは最初から狙われていたんだ
二階堂
誰に
宮田
怨霊、玉梓
二階堂
どうして、なんでミツが


俺は道節から教えて貰ったことをニカに話して聞かせる、すると。

二階堂
ひでぇ~ひでぇよ
宮田
ニカ、くっ
二階堂
なんでそんな目に遭わなきゃならない引き込まれるって冗談じゃない
宮田
あぁ
二階堂
だいいち俺らこの世界の人間じゃないんだ、なのにこんな事に巻き込まれ…ハッ、まさか死んだりなんか
宮田
バカなにを言っているんだよ、そんな事あるわけ
二階堂
じゃ助かる?
宮田
今その方法を探してるところ、それには早くキタミツと合流しないと
二階堂
宮田
宮田
んっ?なに
二階堂
俺、強くなりたい、そして魔からミツを護りたいよ
宮田
俺もキタミツを護りたい、くっ


俺達は2人して頷き合う「聞こえてる?キタミツ、俺達の叫びを」

(キタミツは独りじゃない、だから背負い込まないで俺らを頼って仲間なんだからさ。

なんでも自分で解決しようとはせず、たまには弱いところ見せても構わないんだよ意地を張らず何処にいるんだよ?キタミツ)

気持ちは焦りながらも、俺達は前に進むしか道はなかった。

だけど、その支えになっていたのは確かに実感することができる大切なものを護りたいという強い意思と心、それさえあれば困難を乗り越えていけると
そう信じて。

それが誇りもであり、同じ飯を食いステージに立っていた仲間への想いだったから。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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