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第24話

自分の役割⑦北山side
あれから藤ヶ谷は時々俺の様子を見に来ては、また何処かへ出かけて行き。

(いったい何をやっているんだろう?)

俺はこっちでの彼奴のことが全く分からず加えて、どうやったらニカや千賀と連絡が取れるのか検討もつかず困り果てていた。

無事にタマと合流できているのか?今の俺には、
それすら知るすべもなく玉、光らないし。

「結局、自分はなんにもできないんだな情けね」
ふと、そう思った次の瞬間!

北山
うっ、わあぁーっ


(くっ、まただ、なんなんだ?これ肩が焼けるように熱い)

と、ガラッと扉が開き。

藤ヶ谷
北山!
北山
くっ、おまっ、タイミング…いい‥な…ふっ
藤ヶ谷
今なにを考えた
北山
はっ?


(んな…ときに‥何を…言って‥いるん…だか‥ハァハァハァ)

藤ヶ谷
答えろ!
北山
いっ…言える‥か…んな‥こと…くっ
藤ヶ谷
大事なことなんだぞ
北山
それでも…言え‥ね


(みっともない自分、口に出したくはないし)

北山
くっ、うあ…あっ


(ちっ、強くなりやがった)

北山
うぐぐぐっ


(やっべ耐えられないかも藤ヶ谷の前で叫んでしまいそ)

堪えきれなくなった俺は顔を伏せ、こいつに見られないよう歯を食いしばり踏ん張る。

すると…

藤ヶ谷
いいか、よく聞け自分をダメだと思うんじゃない
北山
はっ?なに…言っ
藤ヶ谷
でないと負の力に飲み込まれるぞ
北山
なん…だよ‥それ
藤ヶ谷
俺もまだよくは分からないんだ、ただ
北山
なら…分かっ‥て…から‥言え…だい
いち‥そんな…情けない‥こと…くっ


俺は、藤ヶ谷が意味不明なことを言って来たもんだから負けず嫌いに火がつき闘争心で。

北山
思ったりなんかしねぇわ!


そう叫ぶと、熱がすぅーっと引き身体の力が抜けていく。

北山
っは…ハァハァハァ
藤ヶ谷
なんとか治まったみたい
北山
わけ分かんね
藤ヶ谷
ふっ、変わらないな…そういうとこ
北山
今、なんか言った?
藤ヶ谷
いや、ほらメシ食え
北山
あっ、悪い
藤ヶ谷
ふっ


(なんだ?この感覚、以前と変わらない感じがする、おまえ本当に記憶がないの)

北山
なぁ
藤ヶ谷
じゃ俺はそろそろ
北山
ちょ、待てよ


立ち上がって、背を向けた藤ヶ谷に俺は話し掛ける。

北山
ここは、お前んちじゃないんだよな?じゃ今どこに住んでいるんで?いつも何をしている
藤ヶ谷
質問攻め?ふっ
北山
答えろ藤ヶ谷
藤ヶ谷
現八だ俺は
北山
そっ
藤ヶ谷
また来る


キィーッバタン、目の前で閉まる扉を見つめ。

(嘘つくなよ何年、俺たち付き合ってると思っている?お前の背中、寂しそうだった、いったい何があったっていうんだ?本当は心の中で泣いているんだろ?俺には分かる)

北山
話せ、くそっ


その言葉が届く日は来るのか?分からないまま日だけが過ぎていく歯痒い思いを胸に。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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