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第28話

自分の役割⑪北山side
藤ヶ谷との睨み合いは続いていた。

藤ヶ谷
どうした?掛かって来い
北山
くっ


俺は刀を握りしめ唇を噛む「本気か?なら覚悟を
決めるしかない、あいつらを護る為やむを得ない
っていうなら俺は戦う」

そう決心した、そのとき。

千賀
やっ、やめろおぉーっ


「千賀!?なんで聞こえるんだよ」が、それは間違いなく彼奴の悲痛な叫び声で。

北山
分かった言う通りにする
藤ヶ谷
ならいいって言うまで待機しているんだな
北山
ちっ、あぁ


俺は力なく刀を手放す…

(今は何も聞かない、がしかし何かを抱え苦しんでいるなら俺は力になりたい。どんなにお前が変わってしまっても、この気持ち絶対に変わりはしないから)

座り込んだ俺を見て、藤ヶ谷は黙って部屋を出て
行き。

(負の力…か、なんなんだ?いったい、この肩の傷と何か関係でもあるのか藤ヶ谷が俺に対しあんな態度をとるのも、それが原因なのかもしれない)

そう思っていると久々にピカッと玉が光りを放ち。

北山
薮、トッツーも一緒か
あぁ
戸塚
元気?北山
北山
…まぁ‥な
ん?
戸塚
良かった、ふっ


その声を聞いた途端に涙が出そうになる。
何かあった?
北山
いや、そっちは
戸塚
今、みんなで永瀬の家に来ているんだ
北山
えっ、なんで?つうか皆って何人でだよ
提案者の佐久間
戸塚
それと宮近に如恵留
北山
はあっ?どうして彼奴らが
塚ちゃんと阿部ちゃん
北山
???
戸塚
あと宮舘、もちろん紫耀もね

(何をやっているんだ?こいつら)

北山
なんの為に?
戸塚
決まってるじゃん
何か見つかると思って
北山
俺らみたいに?
そう
戸塚
さしずめ北山が指輪だから俺はアクセサリーかなんかだと思っている
必ず見つけてみせる

(ははっ、マジで?しかし2人ともよくやるな、でもThank You薮、トッツー)

北山
まぁ~その人数で行ったらさぞかし
賑やかなんだろうな、クスッ
戸塚
後日、どうだったかを報告するから
待ってて北山
北山
あぁ


そう俺には薮とトッツーがいる、この2人が永瀬と連絡が取れるようになれば自分が今、動けなくとも情報だけは貰える。

だけど物事はそう上手くは行かなかったんだ、それから何日か経っても玉は一向に光らず俺は薮やトッツーとも連絡が取れなくなってしまう。

藤ヶ谷は相変わらず、時々やって来ては無言で食事だけを置いて行き心の中には不安と孤独、言い知れぬ寂しさだけが日々募って行ったんだ。

それが俺の身体をも蝕んでいることを、あいつ…
藤ヶ谷自身ですら気づかないまま。



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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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