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第72話

光と闇の心⑩北山side
はっと我に返り俺は咄嗟に手元にあった何かを掴み立ち上がった「刀?誰の、何でこんなのが俺の傍にあるんで?」

それを見つめ不思議な感覚にとらわれていると…

藤ヶ谷
なぁ、眼を開けてくれ頼む


藤ヶ谷の悲痛な叫び声が聞こえ「どうかした?」
その視線を下へと落とした、次の瞬間!

「なっ、なんで横尾さんが、こんな酷い怪我をしているんだ!?どうなっている」ふと自分が手にした刀へ目を向けると「俺か?んなバカな嘘だ、そんなわけ」だけどニカや宮田、藤ヶ谷までもが驚いた顔をし俺を見つめている。

(お前ら知っているんだろ見ていたんじゃないの?なら教えてくれ、これは俺がやった事なのか?くっ、なんも覚えていね)

そして喋ろうとして口を動かした、そのとき。

(…っ‥声が…出ない‥マジで!?なんで…だ‥罰?仲間をダチに怪我させてしまった、じゃやっぱり)

藤ヶ谷
北…山


(藤ヶ谷、悪い、お前の大事な横尾さんを)

宮田
キタミツ


(宮田、やっと会えたのにゴメンこんな形で再会して)

二階堂
ミツ


(ニカ、またお前に心配かけてしまう、だがもう一緒にはいられない横尾さんのこと頼む)

そこから立ち去ろうと背を向けた、次の瞬間。

藤ヶ谷
どこへ行く


(何処って俺にも分からない、けどお前らにまで危害を加えるわけにはいかねっから)

藤ヶ谷
行くな俺達の傍にいろ


(はっ?何を言っている)

宮田
キタミツ
二階堂
そうだよミツ


(お前ら分かっているだろ、また暴走するかもしれないんだぞ、それも自分じゃどうすることもできない記憶にすらないんだから、そんな危ない奴といたら身体がいくつあっても足りやしない)

藤ヶ谷
ふざけんな、そうやって何でもかんでも自分でしょい込みやがって


(藤…ヶ谷‥)

宮田
そうさ
二階堂
俺らがどれだけ心配したと思っているのミツのバカ


(ニカ、宮田…くっ)

藤ヶ谷
俺は、お前のなに?


(えっ?)

藤ヶ谷
シンメだろ、ずっと隣で何年も一緒にいた


(あぁ、でも)

藤ヶ谷
それだけじゃない俺は俺は、
お前のことを
宮田
ガヤさん?
藤ヶ谷
離れないでくれ頼むから俺の傍にいてくれ、なっ?
二階堂
ガヤ
藤ヶ谷
どれだけ歯痒かったか


(藤ヶ谷…おまえ‥)

藤ヶ谷
北山が苦しんでいるの分かっていても何もしてやれない自分が


(それは、お前のせいじゃない)

藤ヶ谷
俺に護らせてくれよワタは自分の身体を張って北山を護った
北山
ぁ…‥
宮田
俺達だって、それくらい分かって
いるよ
二階堂
今ミツが何処かへ行ってしまったら、きっとワッターは悲しむ
藤ヶ谷
北山、ワタの気持ちを台無しにする
つもり?


その悲痛な言葉に後ろを振り返ると、あいつら眼にいっぱい涙を溜めていやがって。

藤ヶ谷
一緒にしょわせてくれ俺、背負いたいんだお前の苦しみ悲しみを全部


(藤…ヶ谷‥)

藤ヶ谷
藤ヶ谷太輔は北山宏光の人生を共に
歩いていく唯一無二のシンメトリー
なんだから


(人生…の?)

藤ヶ谷
俺は、そう思っている
北山
‥‥っ
藤ヶ谷
だから、ずっと一緒さ絶対に離れたりはしない
北山
ぁ…‥
二階堂
ミツ
宮田
キタミツ


(ふっ、参った…これじゃ何処にも行けやしないな、こんなメンバーを振り払ってまで行ってしまったら、それこそ薄情者もいいとこだ)

二階堂
なぁ~聞いている?ヒクッ
宮田
キタやんってばぁ、ううっ


(あぁーもう分かった、分かったから泣くなったく…しょうがねぇなぁ)

藤ヶ谷
北山


俺は3人のもとへ戻り、ジッとその顔を見つめ。

北山
ふっ
藤ヶ谷
傍にいてくれるの?
北山
コクン


(そこまで言われたら独りでは行けない)

二階堂
ミツ、グスン
宮田
キタミツうぅ~


(けど危なくなったら、そのときは誰がなんて言おうと離れるから)

子供みたいに泣きじゃくるニカと宮田に笑い掛けると、こいつら益々泣きじゃくりやがって。

(おい勘弁してくれ俺、女は泣かせてねっけど男を
泣かせてる、ははっ…藤ヶ谷に宮田、ニカだろ、
くすっ)

だか、このあと廉までも泣かせてしまう事になる
「けどお前が俺を引き戻してくれたんだ、だから
あんまり自分を責めるな、俺は今めっちゃ幸せな
気分なんだから」

(あの星が輝く月明かりの中で最後にみんなで歌い
踊ったときのことを俺は絶対に忘れはしない、だから行こう奴らをやっつけに!そこに新しい道があると信じて)




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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