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第44話

人の心の闇③宮田side
ウオォーン、ウォン

二階堂
みっ、宮田!なにかいる
宮田
あの声は狼かなぁ?
二階堂
えっ、そんなのもんいるのか?
宮田
いるんじゃない?室町時代だし
二階堂
マジでぇーっ
宮田
大丈夫だって動物は火が嫌いって言うし、いざというときは俺の術で
二階堂
じゅつ?
宮田
あっ、言ってなかったっけ?実は火炎の術が使えるんだよねぇ~うふふっ
二階堂
はあっ?


そう言うと眼が点になってしまう二階堂、俺はどうして使えるようになったのか。

それで銭を稼いでいたことなどを話して聞かせた、すると。

二階堂
じゃ俺もミツも会ってるじゃん
宮田に
宮田
どういうこと?
二階堂
まだ記憶がないときミツと2人で街道を歩いていたら


(嘘、見られちゃったの!?それも超機嫌悪そうだったって?ヤバいじゃん)

宮田
あっ、このことはキタミツには内緒にしといてくれる?
二階堂
どうしよっかなぁ
宮田
頼むよ二階堂
二階堂
別に隠すことでもないじゃん
宮田
でも機嫌が悪かったって
二階堂
ちゃんと事情を説明すれば分かって
くれる
宮田
そうだね、ふっ


(キタミツは、そんな心の狭い人間じゃない)

二階堂
先へ進もう
宮田
おう


それから暫くすると森を抜け歩いて数分後、俺達は村の跡らしき所へ辿り着く。

(これは、まさか!)

二階堂
ひっでぇ~何があったんだろう?


地面には所々黒い血の跡があり、何かを焼いた形跡であることがありありと分かり。

(きっと同じだ、あそこで起きた出来事と)

二階堂
宮田、どうかした?
宮田
あ、いや
二階堂
‥‥‥
宮田
なんでも…ないよ


茫然と俺達が、それを見つめていると。

老人
お主ら、よそ者か


いつの間にか、1人の老人が立っていて。

二階堂
これは、いったい何があったんです?
老人
もののけじゃ
二階堂
もの…のけ?
老人
人が死して闇に取り憑かれ魔物と化した化けもんのことじゃよ
宮田
‥‥っ
老人
ある日、突然そやつに襲われ怪我を
負わされた村人の1人が豹変し人々
を襲いおった
二階堂
なっ!?
老人
女・子供・関係なくそやつに惹かれ外にいたやからも押し寄せこの村は瞬く間に屍と化したんじゃ


(傷を負わされた人間までもが、もののけになるのか?それじゃキタミツも)

二階堂も、それに気づいた様子で顔が真っ青になっている。

老人
あんたらも気をつけなされ少し前この近くの小屋にもののけに傷を負わされたらしき者がおってな
宮田
それってどんな
老人
お前さんたちと似たような歳格好で
丸顔の男じゃったよ
二階堂
みっ…
宮田
しっ
老人
わしら二の舞は避けたかったもんで村の若いもんが始末しに行ったんじゃが
二階堂
えっ
老人
そやつ逃げおってな既にもののけと
化しておるやもしれん
二階堂
そん…な
宮田
この村の人たちを焼いたのは?
老人
わしらだ、それで防げるかは知らんが少しでも可能性があるならばと


(それで跡があるのか)

宮田
で、その人はどっちの方角へ?
老人
その先を行くと奥に祠がある抜けて
南方へでも行ったのであろう
二階堂
宮田
宮田
有り難うございます気をつけるようにしますね


俺達は老人に怪しまれないよう道を迂回すると見せかけ祠の方へと急いだ2人とも無言で歩き続ける、あまりにもリアルな老人の話しに出る言葉がなく。

(キタミツ、大丈夫だよね俺逹の知っているキタミツでいてくれるんでしょ?頼むから信じているよ)

会えたとき、その瞳をクルクルと動かして何時もの笑顔を見せてくれることを。

視界の先には祠が俺達はそこでキタミツの現状を詳しく聞く事となる、あの伏姫から。

そして、これから本当の意味での自分たちの戦いが始まろうとしていた。

大切なものを護るための…




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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