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第66話

光と闇の心④北山side
玉が光ったのに声が聞こえなかったのは初めてで、光らないから話せない「そう思っていたのに違うのか?じゃなんで俺の声に答えなかったんで」

(お前は今、どこで何をしている?教えてくれ薮)

北山
くっ、うぐあっ


(やっべ来やがった、それも今まで以上に強い)

人間なんてそんなもの結局は自分が
一番可愛い


(ちげぇーあいつは、薮はそんな奴じゃない)

北山
うっ、くぅ~はぁはぁはぁ
なら見せてやろう、その者が今なにをしているのかを
北山
なに!


と、目の前にぼわっと何かが浮かんで見え。

(あれ…は)

声は聞こえないが誰かと笑いながら話をしている
薮の姿が、そこには鮮明に映し出されていてよ。

(誰なんで、そいつ?おまっ…その笑顔‥どこに向けている?くっ)

ふふふっ、とうにお前のことなど忘れ向こうで楽しそうにしているではないか


(うるせぇーや変な幻影を見せるんじゃねぇ)

北山
くっ、ハァハァハァ
何をそんなに苦しんでおる?クククッ


すると、目の前に奇しげな女が姿を現し。

北山
てっ…てめぇ‥は…何もん‥だ‥くっ
玉梓
妾は玉梓
北山
ふっ、お前が
玉梓
人の絆など弱きもの、この世で唯一
信じられるのは己自身、ならば強い
力を身につけ弱き者たちを支配すれ
ばよい、さすれば全てがそちの思う
がまま
北山
はあっ?ふざけたこと…言ってん
じゃ‥ね
玉梓
強情なやつよ、ならこれはどうじゃ


そう言うと今度は…

北山
はっ、廉!?


そこに映ったのはゝ大法師と一緒にいる永瀬廉の姿、しかし次の瞬間!

北山
なっ、なんだ?あれは


その顔が歪んで見え顔は確かにゝ大法師、だが俺にはしっかりと見えたんだ奴の本当の姿が。

玉梓
クククッ、あははっ、正義面をしていた
金鋺大輔も今や闇の者あの者が我ら
の仲間になるのも時間の問題であろ
北山
くっそ、てめぇ廉をどうするつもりだ
玉梓
それはそち次第じゃ
北山
なに!
玉梓
妾の手となり足となれば、あの者に
手出しはせぬ
北山
そんなこと出来っか
玉梓
なら煮て喰おうと焼いて喰おうと
妾の勝手
北山
くっ、こっ…のぉ‥
玉梓
少し時間をやろう次に会うまでに、
よーく考えておくのじゃ
北山
おい待て、玉梓


(ちっ、消えやがった冗談じゃね彼奴に手を出したら許さねんだからな)

北山
あんにゃろう…くっ‥ふざけやがってぇ


洞穴いっぱいに、自分の声が木霊する。

横尾
ミツ、どうしたの!


いつの間にか横尾さんが傍に来ていたことに気づきもせず、俺は。

北山
ゆっ…るせ‥ね…ハァハァ‥ぜっ…て‥くっ
横尾
おい何があったんだ?ミツ
北山
うぐぐっ
横尾
しっかり
北山
あいつを…ぐぐっ‥うっ…わあぁーっ
横尾
ミツうぅ~


その後の記憶がない…

気がついたら藤ヶ谷が傍にいて驚いた顔をしたニカや宮田が立っていてさ傍らには傷だらけの横尾さんが横たわっていたんだ。

(なっ、どうして!?俺お前に何かしたか?なぁ~答えてくれ横尾おぉーっ)

心が裂ける、音を立て何かが崩れていくのを感じ。

(でもそれでもお前は離れず傍にいてくれた、だから俺は立ち上がることが出来たんだ)

「まだ頑張れる」そう思っていた、あの日“永瀬廉“に会うまでは。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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