第33話
俺達は塚ちゃんに連れられて、とある焼肉店へと
来ていた。
俺の心配をよそに物凄い勢いで肉に食らいついて
いる佐久間と塚ちゃん、そのとき。
(用事があるって翔太との待ち合わせだったんだ)
永瀬の家に行った帰り、宮舘は俺達とは別に独りで帰っていた。
それからは、わいわいガヤガヤたわいもない話に
花を咲かせ。
ふと、思い立ったかの如く翔太が切り出す。
「げっ、ヤバい気づかれていたんだ…どうしよ」
そう目配せで佐久間を見たら。
(ばっ、バカ、佐久間!)
自慢げに、キスマイのグッズのキーホルダーを2人の前へと差し出す。
(いや塚ちゃん貴方じゃなくてもファンの子なら持っている人は沢山います、ははっ)
(はいはい、もう勝手に言ってて下さい)
2人に詰め寄られ渋々俺は事の次第を説明し、すると。
(信じられないって顔の2人そりゃ当然、俺だって
最初はビックリしたもん)
その言葉に、考え込むかのように下を向く翔太。
宮舘が気になって声を掛けた次の瞬間、ピカーッと何かが光を放ち。
(そう間違いない、翔太が腕に身につけているブレスレットが光っている)
と、突然。
(せっ、千賀くん!?なんで)
何故だか聞こえて来たのは、興奮ぎみの千賀くん
の声。
とたん「うわっ」と誰かに突き飛ばされたような声が聞こえ。
(えっ、今なんて)
ひときわ大きな塚ちゃんの叫び声が店中に響き渡った「お客様お静かに願います」店員に怒られ「すみません」「すみません」と頭を下げまくる俺たち。
でも、繋がれた喜びで頬は崩れニマニマしてしまい互いに視線を交わしては「やったー」と小さな声で囁き合い。
向こうの世界と繋がっていたのが自分たちだけではなかった事に希望を見いだし俺達は、それぞれの家へと帰って行く。
これからも、みんなで協力し合おうと誓い合い。
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