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第71話

光と闇の心⑨宮田side
俺は、ずっと考えていた「ガヤさんやキタミツが
合流したくない理由ってなんなんだろう?」って
けど分からなくて。

二階堂
なぁ?
宮田
ん?なに
二階堂
もしミツが闇に捕われてしまったら、どうなるんだろう
宮田
そんな事あるわけないじゃん
二階堂
分からないさ誰だって心に負はあるんだから
宮田
そりゃ
二階堂
俺だってそう思いたい、けど
宮田
二階堂


(そっか不安なんだ?でもキタミツに限ってそんな事ないと俺は信じたい、いや例えそうなったとしても俺達が必ず元に戻してみせる、そうだろ?ニカ)

二階堂
しかし、どこへ行ってしまったのかな?ミツたち
宮田
もうすぐ陽が暮れる何処かで野宿
しないと
二階堂
のっ、野宿!?
宮田
怖い?もしかして
二階堂
まっ…まさかぁ~ははっ


(怖いんだぁ~ふふっ)

と、俺らが向かう先にポッカリと大きな穴が開いていることに俺は気づき。

宮田
あっ、あそこがいいんじゃない
二階堂
なっ


指差し、そう言うと二階堂は怯えたように固まってしまい。

二階堂
…入るの?そこに
宮田
だめ?
二階堂
いや…ダメじゃ‥ない…けど‥
暗そうだな
宮田
当たり前じゃん洞穴なんだから、それとも外で野宿する?
二階堂
やだっ
宮田
くすっ


昔から怖がりの二階堂にはちょっとキツイかもしれない、けど背にはらは変えられないと俺たちは中へ入ることにし。

二階堂
ちょ、そんなに早く進むな
宮田
ニカが来るのが遅いんじゃん
手でも繋ぐ?
二階堂
ガキでもあるまいし
宮田
あははっ


そして、小さな火を頼りに暫く進むと。

宮田
あれ?誰かいる
二階堂
えっ
宮田
ほら
二階堂
ぁ…‥


(あれ…は)

宮田
ガヤさんだぁ~
二階堂
ガヤ!?


とたん、その声に前にいた人影は後ろを振り返り。

藤ヶ谷
ニカ、みや!?
二階堂
ガヤあぁ~っ


ダダダダダッとすぐさま駆け寄って行くニカ、俺も後へと続き。

藤ヶ谷
お前ら
宮田
良かったぁ~追いついて、なぁニカ
二階堂
あぁ
藤ヶ谷
参った、ふっ
二階堂
ガヤ、ワッターとミツは
宮田
一緒じゃないの?
藤ヶ谷
あいつら…は


(えっ、奥にいる?)

二階堂
そこで何しているわけ?
藤ヶ谷
あ、うん


(なんだか歯切れが悪いガヤさん、どうしたんだろ?)

宮田
ガヤさんは何をしていたんだよ
藤ヶ谷
俺?


と、そのとき。

荘介
玉梓、玉梓がいる
二階堂
それ本当か?荘介
道節
私も感じた
宮田
道節


(マジか!?)

ドドドドッ、走り出した俺達の足音が洞穴いっぱいに広がった。

横尾
ミツ!


(はっ、横尾さんの声)

藤ヶ谷
急げニカ、みや
宮田
おう
二階堂
ミツ、ミツうぅーっ


その切迫つまったような声に俺達の足は更にスピードが上がり「まさかキタミツに何かあったんじゃ」そう焦りを覚えていると今度はピカァーッと物凄い光りが洞穴いっぱいに広がって。

宮田
うわっ
藤ヶ谷
くっ
二階堂
わぁ~なんだよ、これ眩しくて前が
見えないじゃん


その光りは視界を防ぎ、奥へと進めなくなってしまう。

藤ヶ谷
くっそおぉーっ


ところが暫くし波がサァーッと引くかのように消え失せ。

宮田
今だ
藤ヶ谷
行くぞ
二階堂
おう


俺達は口々に叫びながら奥へと辿り着き、しかし…

藤ヶ谷
ワ…タ?


そこで見た光景は、あまりにも凄まじく。

藤ヶ谷
ワタあぁーっ
宮田
横尾さん!?
藤ヶ谷
なんだよ、これ?いったい何があったっていうんだ!?ワタ、北山


傷だらけで倒れでいる横尾さん、その傍には気を
失っているキタミツの姿が。

二階堂
ミツ!?
宮田
こんな…事って


そして、何故だか地面には刀があり。

藤ヶ谷
ワタ、しっかりしてくれワタ


ガヤさんは必死で身体を揺さ振ったんだけど、横尾さんはビクリともせず。

二階堂
そんな嘘だろ
藤ヶ谷
なぁ~眼を開けてくれ頼む
宮田
はっ、キタミツ


そのとき俺はキタミツが意識を取り戻していることに気づく、その声でニカやガヤさんも。

藤ヶ谷
北…山‥


視線を向けた先には刀を手にしたキタミツが虚ろな瞳で立っていて、その眼は悲しみに満ち、唇は何か言いたげに動いているんだけど声を発することはなく。

二階堂
ミツ、どうしたんだよ?なぁーっ


(まさか喋れないなんてこと?どうして、なんで2人ともこんな事になってしまったんだキタミツ、横尾さん)

絶望感にも似た思いが俺達を包み込む、深い悲しみと共に。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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