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第22話

自分の役割⑤宮田side
宮田
えっ、マジで!?れんれんもいなくなっちゃったわけ


あの惨劇の日、俺は佐久間の声で救われた。

佐久間
事務所は取り合えず体調不良ってことで通しているみたい、けどいつまでもつか


それは、こいつも同じだったんだと思う。

宮田
だよね、つうか俺は?俺達のことは
どうなってるの?
佐久間
キスマイ…さんは


タマと秋葉に行ったとき偶然、佐久間に出くわし。

佐久間
宮田くん?宮田くんじゃないですか、やだなぁ~来てるなら来てるって連絡くださいよ
玉森
はあっ?


そこからタマは、めっちゃ機嫌が悪くなり。

玉森
いいか、宮田はお前の持ち物じゃないんだ
宮田
へっ
佐久間
そうだったんすか?知らなかったぁ~
宮田
さっ、佐久間
玉森
あぁ~そうだよ前々から1度は言っておこうと思ってた
宮田
タマさん?
玉森
分かったら今後
佐久間
でも俺たち親友ですから、ねぇ~宮田くん
宮田
あ、まぁ…あはっ
玉森
だから?なに


(ひぇ~タマ超怒ってるじゃん、なんで?)

バトリ始めた佐久間とタマの間に挟まれオロオロ
していると次の瞬間、バシッと。

佐久間
みっ、宮田くん
玉森
‥‥っ

そんなに思いっきり叩かれたわけでも突き飛ばされたわけでもないのに、プップップゥ~キキィーッ!
俺の身体は、何故だか宙を浮き歩道へ飛び出してしまい。


佐久間
嘘でしょ、どこへ行っちゃったの宮田く~ん


微かに聞こえた佐久間の叫び声、それを最後に意識は薄れ気がついたらこの世界にいたんだ。

佐久間
しっかしまぁ~れんれんといい、なんでこんな事になっちゃったんでしょうね?


「すみませんでした」そう、お前は言ったけど。

宮田
俺にも分からないよ、けど廉がこっちへ来ているんだとすれば捜せば会えるかもしれないって事だし


こうなったのは、佐久間のせいじゃない。

佐久間
じゃあ、もし見つかったら連絡を下さい
宮田
了解


あれは何かの力が意図的に起こしたもの、誰のせいでもないんだって。

佐久間
宮田くんは
宮田
んっ?
佐久間
誰とも一緒じゃないんですか?


こっちへ来て、なんとなくそれが分かった。

宮田
みんな行方不明ってことだけで来て
いるとは限らないし
佐久間
でも可能性はある、もしかしたら俺達みたいに誰かと話をしているのかもしれないし、なんだっら聞いてみようか
宮田
いいよ、こんなこと誰も信じてくれやしないさ


だって、あのとき佐久間の声が聞こえなかったら
俺はきっと堕ちていたと思うから。

阿部
佐久間あぁ~誰と喋ってるんだぁ


(あっ、この声は阿部ちゃん)

佐久間
んっ?宮田く~ん
宮田
ばっ、バカ
佐久間
言っちゃいけなかった?
宮田
あのねぇ~なんて説明するの、はぁ


それくらいここは残酷なまでに死と隣り合わせの
世界、だけど佐久間の声で思い出した大切な仲間
たちのこと。

(必ず絶対に戻ってみせる俺は負けたりなんかしない今もこうして佐久間と話しが出来てるし、それだけでなんとか独りでもやって行けるよ心配しないで、ありがとう佐久間)

忘れちゃいけない人の命の大切さ温もりを、ここに来てそれを嫌ってほど思い知らされた。

(なら俺は何をすればいい?どうすれば皆に会えるんだろタマならどうする?)

今、もっとも会いたい自分のシンメ想い人でもあるタマに心の中で問いかける。

ピカッとそのとき応えるかのように玉がまた光りを放ち、まるでもうすぐ会えることを暗示しているかの如く。

(そうだね前へ進まなくちゃ、そうすればきっと明日が見えてくるはずだから)

「ポジティブで行こうよ」塚ちゃんならきっとそう言うはずだ自分らしく、これからも。




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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