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第3話

プロローグ②藤ヶ谷side
いつの頃からだろう、俺が自分の気持ちに気がついたのは。

横尾
太輔、遊んでないでちゃんとミツに言いな
藤ヶ谷
分かってるって、ワタ
横尾
本当に?
藤ヶ谷
うん


Jr.の頃は初め大して意識はしていなく俺、中学生だったし北山は高校生。

でも、なんだかんだ一緒になる事が多く先輩のツアー先について行ったりホテルの部屋が同室だったりと。

当時の俺は人を笑わせる事が大好きでさ、よく郁人と悪戯していたっけファンの子たちの間でも有名になっちゃったけどホテルの廊下を裸で走り回ったりしてね。

とにかく笑ってくれるのが嬉しくて、ヤンチャだったよなぁ~そんな俺だったから当然ワタとはそりが合わず。

だけど同じグループとなり初めは俺と北山・ワタの3人でメインを張ってたから、衝突するたびに仲裁に入るのはいつも北山。

でも、その北山とワタがぶつかった時はもうどうしていいのか分からなくて。

ただオロオロしているだけだった、そんな事も今では懐かしい思い出。

二階堂
おはよーミツ


スタジオに入ると真っ先に、ニカが北山へ飛びついて来る。

藤ヶ谷
むっ
横尾
太ちゃん笑顔
玉森
顔に出すほど好きなら、いい加減言っちゃえばいいのに
横尾
俺も、そう言ったんだけどね


(あぁーもう好きに言っててくれ2人とも、分かっているって)

タマたちが入りKis-My-Ft2となり飯田が抜け俺達はメインとしてグループを背負って立つようになり「背中合わせのシンメトリー」いつの頃からファンの間で、そう言われるようになった。

普通シンメは向き合って歌ったり並んで目線を交わしながら歌うもの、けれど俺達はいつも背中を向けていたから視線を合わすこともなく。

だけど、それが自分たちで決めたスタイル。

俺は北山を北山は俺を誰よりも信頼し、パートナーとして認め合っていた。

3番手として位置していた千ちゃんは、そのどちらとも仲が良く。

まぁ、あいつのキャラがそうさせたんだけど人なつっこくて天然で凄く可愛い。

北山は、よく千ちゃんの家へ泊まりに行ってたらしい俺は弟のように接していたっけ。

(それからも、いろんなことがあったよなぁ~)

千賀
ガヤちゃん、そろそろ時間だよ
藤ヶ谷
おっ


(北山がめっちゃタマを溺愛し始め、こうなんていうの胸の中がモヤモヤっと)

玉森
ガヤ、チャンスだ
藤ヶ谷
えっ、なにが?
玉森
やだな今日の組み合わせ見てないわけ
藤ヶ谷
はっ?


そんなタマも、今では。

二階堂
げげっ、俺、タマとだ!なんで?どーうしてミツとじゃないわけ
玉森
なに?俺じゃ不服
二階堂
めっ、めっそうもないミツ、タマこわーい


(あははっ、ほらねヤンチャなニカもタマには勝てない)


北山
ばっ、バカ、ニカ俺のところへ逃げてくるんじゃねぇ
二階堂
ミツうぅ、助けてぇ~
玉森
こらぁーミツ、ニカを甘やかし過ぎ
北山
はい、すみません


北山も、タジタジになるくらい今のタマは強い。

宮田
カッカッカ、思い知ったかぁ
玉森
おまえが偉そうに言うんじゃないよ、ポカン!
宮田
痛っ、タマさんゴメンなさ~い


(これも時の流れか、ふっ)

横尾
なぁーに感慨深げに皆を見ているの
藤ヶ谷
んっ?ふふふっ


(もしかしたら意識し始めたのは、あのときから?)

俺、不器用だし気にすればするほど態度が冷たくなっちゃって北山には悪いことをしたな変な噂が流れちゃったし。

デビューしてからも、それが尾を引いて再度ファンの子たちの間で言われるようにもなった。

が、少しやっかみもあったんだ。

当時、北山は滝沢くんに凄く可愛がられていて俺は アドレスをgetするのに何年も掛かったのに。

あいつは…

そんな気持ちが心の奥底にあったのも事実、タッキータッキーと無邪気になついてる彼奴を。

(んっ?妬きもち、ハハッ)

横尾
太輔、仕事モードになってよ~


(あはっ、ごめんワタ)




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朱桜
朱桜
歴は10年を越えカッコ可愛い最年長が大好き“これからもずっと見続けていたい”そんな大切な存在だから想いの全てを物語に紡いでいます。 私が描く作品は絶対にKiさんは右で、その隣にいるのはFさん。 同じような気持ちをお持ちの皆さん、一緒に彼らの世界で浸りませんか。 宜しくお願いします―
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