ころん視点
お兄ちゃんが出ていき
最初の方は親は穏やかだった
でも
だんだん、親の態度が変わった
前だったら
ちいさなミスでは
そこまで怒られることはなかった
でも、最近は
怒られる
というか
殴られる
その時思った
お兄ちゃんこの虐待っていうやつを
やられてたんじゃないかって
だから勢いで
虎鶏さんと言う所の住所を聞き
来てしまった
お兄ちゃん……
何?
ごめん…なさい……
ん?ごめんもうちょい声を
ごめん……なさい……グズッ
どうしても、謝るの?
お兄ちゃん、親に殴られてた?
ッ……!
その質問をした瞬間
お兄ちゃんは黙ってしまった
ごめん……
お前も今やられてるの?
いや!w
親にそう言われて!
服で隠れてるでしょ
アザ見つかってないでしょ
しかも、やられてるなんて言ったら
お兄ちゃんのことだし
戻ろうとするだろう
隠した方がお兄ちゃんの身の安全だよね……
嘘だね
え?
じゃあ
このアザ何?
そう言ってお兄ちゃんは僕の腕をまくった
いや!wこれは
調理器具で腕打っちゃって
だから、親にはやられてないよ!
僕は大丈夫だから(*^^*)
いや!でも!
なんでさっき謝った?
親から言われたなら謝る必要なんてないだろ!
いや、もし、やられてたとしても謝る理由なくない?
謝ったのは、親の代わり
別に、ころんが謝る必要ないよ
俺の親でもあるし
もう、お兄ちゃんは虎鶏さんの家族
あの人のことちゃんとお母さんって言ってたし
いや……
僕は家族3人で幸せだよ!
お兄ちゃんは虎鶏さんの家族で幸せになる!
みんな幸せ!
ちょっと待て……
もう、そうなったらお兄ちゃんでもないか……
これからはさとみくんって言わないと
待てって!
ちょっともう、帰って和菓子作らないといけないから
帰るね!
じゃあね!
また、会おう!
ちょっと!
僕はお兄ちゃんの……
いや
さとみくんの話してることを無視して
虎鶏さんにも挨拶しずに
帰った
これでいい
さとみくんはこの状態が幸せなんだよね
大丈夫、大丈夫
僕は大丈夫だから……
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