のあの呼び掛けによって引き戻される
図星を突かれて固まる
ベース置いて、部室から出る のあ の後ろを追う
私たち軽音部は毎年学祭のオープニングで演奏をする
私とのあは、他の3人と 5人でガールズバンドを組んでいる
他のバンドメンバーから はーい と言う声が聞こえる
やたら元気な のあ に腕を引かれて歩いているとグラウンドが見渡せる窓の前で止まる
のあ の指差した方を見ると
ころん先輩がドリブルをしながら人を交わしてゴールにシュートを決め、周りの部員とハイタッチしていた
ころん先輩がサッカーをやっている姿なんて初めて見たから、心臓に悪い。部活着のスウェットも心臓に悪い
その言葉を言われ思いっきり のあ の方を向く
一瞬 うん と言いそうになってしまったのは、ころん先輩の新しい一面を見て嬉しかった所為なのか…
色々考えだすと頭の中にモヤモヤと霧が掛かるような気持ちになる
苦しい
だからあの優しさが自分だけなんて勘違いしちゃダメなんだって 言い聞かせる
のあ からデコピンが飛んでくる
こうやって自分の良くないところを教えてくれる親友がいることは本当に奇跡だと思う
さっきまで心の底にあったモヤモヤが少しスッキリした
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さっきからマネージャーがころちゃんに猛烈アピールしてるのに見向きもしないのを横目に見ながらころちゃんに話しかける
るぅとくんが指差した方を見ると あなたちゃん
さっきのもしかして見られてた?シュート外さないでよかったーと心底安心したのもつかの間、心拍数が急上昇する
るぅとくんがあなたとその隣の女の子に向かって手を振り出した
ここで折れたらるぅとくんに負けた気がするから 恥ずかしさを押し殺して手を振る
その瞬間
もうるぅとくんの声なんて耳に入ってなくて
控えめに手を振り返してくれるあなたちゃんが可愛くて仕方なかった
隣の女の子に何か耳打ちされたあなたちゃんはそのあと
頑張れ って口を動かしながらガッツポーズをして
走って行ってしまった
あなたちゃんから元気もらえた事だし…部活頑張ろう
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読んでくださってる皆さんありがとうございます(^O^)なこと申します
私自身は るぅとくん が大好きなのですが、ころちゃんがサッカー部だったらって想像したら浮かんできたので…
次は るぅとくん か ジェルくん を書こうかな〜っと書いて欲しい相手 コメントで教えて欲しいです❤︎
あと…ちゃんと名前変更して読めてますかねこの小説?初心者なもんで使い方がいまいちよくわからないんです!コメントで教えてくださると嬉しいです
これからも応援よろしくお願いします!