『転校生は黙ってなー』
そう , あの頃のあなたは僕と同じで学校で孤立していた
理由は , 簡単___
あなたがみんなと壁を作っていたから
転校初日 , あなたの前に集まったたくさんの人達
『友達になろう』 とか 『どこから来たの?』とか
あなたは質問攻めにあっていたけど ,
あなたは 何も答えなかった
そして , 転校してきて3日がすぎた頃には
彼女の周りには誰もいなくなっていた___
どちらにしろ , 近寄り難い存在で
何故 僕を助けたのか分からなかった
『転校生 〜 いい子ぶるなよ』
その通りだった
誰にもいえなかった
心配かけたくないから …?
違う ,こんな自分を認めるのが怖かった
…そっか ,そうだったんだ
最初から , "たすけてほしい"と言えれば良かったんだ
そんな僕らを見て ,
僕をいじめて来た人たちも ,
クラスメイトも何も言えなかった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
次の日 , いじめてきた奴らが僕に謝りに来た
クラスメイトも.
僕は悟った
結局 , 人は自分しか見てなくて ,
自分を守るためならなんだってする
なら , 僕は あなたみたいに
人を救える人になりたい
あなたと上っ面の友達じゃなく ,
心を通わせたい
ずっとそばにいたい
やっと , 言えた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
2017.04.01
結局 , あなたに負けて あなたの荷物を
僕が持つことになった
さっきまで隣にいたのに…
あなたがいなくなったら ,あの人に怒られちゃうんじゃ…
クラス割り , 見に行ってたのかな ?
まぁ , 今はそんなのどうでも良くて
ただただ , " 同じクラス "という事実が
嬉しかった
マシホside END
長くてすみません💦
私からの春休みのプレゼントってことで- ̗̀🎁 ̖́-←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。