目を覚ました。
そこは白いなんの彩もない保健室の天井だった。
「あっ!」
さっき私を受け止めてくれた男の子って誰?
私の声にビックリしたのか保健の先生が飛んできた。
「どうしたの?大丈夫?あなた貧血で倒れたのよ!」
「それで、その子は誰だったんですか?」
「あぁ、見てなかったの。1年A組の木原透也よ。起きていていいけど、あと1時間はここでゆっくりしといてよ。」
あぁ、透也か。
透也は私の幼馴染で家が隣だ。
キーンコーンカーンコーン
1時間たった。
「教室に行っていいよー!」
「はーい!」
ガラガラ
「ありがとうございました。」
「はーい。無理しちゃダメよ。」
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作者です!
最後に大和の甘く優しく甘酸っぱい初恋に感涙必至のストーリーになっています!
たくさんの方に読んでもらいたいのでよろしくお願いします!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。