今、俺は奈々未姉と買い物に来てる。
奈々未姉しか、買う物を聞いていないので俺は奈々未姉について行く。
電話もかけ終わり、買う物をカゴに入れレジに向かっている。
奈々未姉main
あなたは、小さい頃からお菓子が大好きだ。
小さい頃駄菓子屋に行った時も、あなたが駄々をこねて買ってあげた思い出がある。
あなたが、一生懸命お菓子を選んでいる姿が可愛い。
本人は、気づいていないようだけどあなたは、親しい人には甘えん坊になったり本性を見せる。でも、親しくない人には気を使って甘えたりなんかしない。
私は、あなたの中で親しい人の部類にいる。
それ以上でもそれ以下でもない。
あなたへの、恋愛感情はとっくの昔に捨てた。
あなたは、私のことを女として見てない。ただの、姉としか見ていない。
そう気づいてから、あなたの事を何度も忘れようとした。でも、無理だった。
だから私は、上京した。あなたの事を忘れるためにも。
北海道に帰ってきてあなたに会った時、好きという感情は一切なかった。
これでよかったのだ。
今では、可愛い弟。
一切、恋愛感情はない!
これは、断言できる。
奈々未main終了
無事、会計も終わり家に着いた。
家では、みんなゆっくりしている。
俺は、まいさんと母さんが2人で台所に居る所を見ている。
奈々未姉は、えりかさん達と話している。
まいmain
まいmain終了
まいさんが、こっちに向かって歩いてくる。
まいさんを見ていた事がバレたらどうしよう!
スマホを見ておこう。
えりかさんが、俺とまいさんの間に割り込んできた。
やっぱり、まいさんのエプロン姿はとてつもなく可愛い。
見惚れている間に、食事が運ばれてきた。
いろいろ、世間話をしながらご飯を食べる。
そして、あっという間に食べ終わり風呂に入る順番を決めていた。
トコトコトコ
風呂に着いた。
なんとか、奈々未姉を風呂へとやり帰ってきた。
リビングにて
なんなんだよ、母さん
気がつくと、俺は夢の中にいた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。