第4話

2.
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2022/09/09 14:38
佐々木   side





澤田「こーなんじゃん。そしたら、さっきでた aを、この公式に当てはめるのよ。」


「じゃ、1回自分でやってみ。」


『分かった。』





希美に教えて貰ったやり方で、教科書の演習問題を1問解いていく。


希実の教え方が、分かりやすすぎるのか、


手は止まることなく、すらすらと動いていく。





『え、解けちゃったんですけどぉぉ?!?!』


澤田「あなたは、難しく考えすぎなんよ。もっと単純に考えてごらん。解けるから。」


『了解。テストの時そうする。』


澤田「え、待って、逆に単純に考えすぎんなよ??」


『大丈夫やって〜。心配しすぎ。』


澤田「なんか、嫌な予感しかしないんやけど。」












先生「はーい、授業始めんぞーーーー。」




数学は1限目にあって、さっき教えて貰ったやり方をメモしたノートをまじまじと見つめる。


うん、いける。


来たぞ。来たぞ。来たぞ。


もう、明るい未来が見えてるわ。




先生「そしたら、教科書とか一旦机にしまえー。」


「抜き打ちテストやんでーーー。」


生徒「はぁぁ?!?!?!」


男「え、先生、聞いてないって!!!」


先生「やって、「抜き打ち」言うとるやんけ。」


「これ、評価入るから、せいぜい頑張ってな〜」




あ、そっか。


私と希美以外、このこと知らなかったのか。


え、じゃあ、これ、クラス上位とれんじゃね??


え、初、上位??





『きったぁぁぁぁ!!!』


『目指せ上位ぃぃぃぃ!!!』






先生「お、佐々木にしては、やる気満々やん。笑」


「じゃあ、佐々木に関してはクラスで5位以内で合格にするか。」


『え、先生、それはしんどいて。』


『それはちゃうよ。先生ぇぇぇ。』































『もう無理。泣きたい、、、』


澤田「嫌な予感、大的中。」


「どんまい。」





えー、先程、抜き打ちテストを終えましてですね、


まぁ、思ってる以上に、手応えが悪すぎたと言いますか。


手が、動きませんでしたね。はい。


もう、脳内ストップしてましたね。完全に。





『あははー、無理だなーーーー。』


澤田「あなた、強く生きて。」


『、、、無理、しんどいて。』


澤田「まぁまぁ、笑」


「あ、でも、うちが教えた問題は解けた??」


「テストに出てきてたけど。」


『それはもう、バッチリ。希美に見せてあげたいぐらい。』


澤田「需要ないから、それは大丈夫。」


『なんでやねん。笑』




希美と、いつも通りの会話をしていると


教卓側のドアからひょっこりと顔を出す大吾の姿が目に入る。




一瞬で姿を見つけてしまい、


パッチリと目が会った瞬間に




西畑「あ、おった。」


「あなたー、笑」





私を指名して、来い来いと手招きをする。





澤田「え、なに、ついに告白?!」


『物語をドロドロ系にすんな。』














『どした、?』


西畑「英語の教科書貸して。」


『なーに、忘れたん?笑』





いつもこうやって、何かしら忘れると私のところに来る。


私よりも頭は良いくせに、そういう所が少し抜けてる。




『成瀬さんに借りなよ。笑』


『せっかく可愛いしっかり者の彼女さんがおるんやから。』




冗談も踏まえて、少し言ってみる。


最終的には、自分がどうせ傷つくって分かってんのに、、、笑




西畑「まぁ、確かにあなたの教科書はラクガキもあるし、寝てたんか知らんけど変な線入ったりしてることあるし、正直、かれんの方が教科書は綺麗やな。」




ほら、こうやって、結局大吾にとって


かれんさんの存在は、私よりも上な訳で…、




西畑「でも、なんか知らんけどあなたの方がええのよなぁ。笑」


『えっ、?』


西畑「笑。」


「ほら、意味不明なあなたのラクガキ見んの好きやし」


『、って、意味不明ってなんや!!』


『酷っっ、!!!』


西畑「ラクガキする暇あったら、ちゃんと授業聞き。」


『はぁ、?!上から目線すぎるやろ!!』


西畑「だったら、数学の抜き打ちテスト?でクラス順位で5位以内取ってみぃや。」


『え、ちょ、なんで、抜き打ちテストのこと知ってんの?!』


西畑「あなたの声、でかすぎんねん。クラス離れてんのに、めっちゃあなたと先生のやり取り聞こえてくんのよ。笑」


『うっっっわ、大吾性格悪いわーー。』


西畑「笑。じゃ、後でまた返しにくるわ。」


『、、はいはい、』


西畑「そんな照れんなって。」


『照れてないわっ!!』


西畑「笑。じゃね。」





笑いながら、手を振って自分の教室へと帰っていく大吾。


なんか、ちょっと期待しちゃったじゃん、、。





最終的にはからかってきたけどさ、、


結局、大吾にとって私の存在はどうあるのか分かんない。


けど、きっと"彼女枠"ではないんだろう。





笑。期待してないよ、


期待してないけど、さ、ちょっと考えちゃうんだよね。


これって、悪いことなのかなっ、























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