第9話

7.
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2022/10/10 08:31
佐々木   side





澤田「ちょ、どこ行ってたん、?!」


『あぁ、ちょっといろいろあって。』


澤田「トイレ置いていかれたんかと思って、わざわざ女子トイレまで探しに行ったんやからね?!」


『ごめん。ごめん。笑』







少し私に対して過保護が出てしまう希美。


いつも毒舌なのに、急におかんみたいになるし、、


いや、もはや、おかんやな。


血、繋がってるんちゃう?(







『…あぁぁぁ、、!!!』


澤田「、!?」


「うっさいわ。急に叫ぶな。」










『希美ぃ、、私、成瀬さんみたいになりたい。』


澤田「は、?」


『だってさぁ…、成瀬さんみたいになれば大吾も私のこと見てくれるんやで、?』














澤田「あんたさぁ、それ本気で言ってんの?!」


『お、…おうっ、…。』






少し弱気なところを希美に見せてしまった。


そしたら、希美の口調は段々早くなる。


そして、その次に私はようやく察する。


……、説教タイムの始まりだってことを。







澤田「なに勝手に他人と自分を比べてんねん。あほか。」


「そりゃぁ、成瀬さんさんと比べたらこの世の終わりなんよ?成瀬さんは高嶺の花であなたはそこら辺の雑草。」


「分かりきったことで比べてもうたら人生も恋愛も終わりやで?!」


「そんな事考えてたら、いつまで経っても西畑くんになんか振り向いてもらえるわけないやんっ!そんぐらい知っとけっての。」


「いい?容姿で比べる暇あったら、中身を変えんねん。心の底から可愛くなんねん。綺麗になんねん。」


「もし、自分の容姿のレベルがゼロで、底辺中の底辺って思ってるんやったら上に上がるだけやっての。努力するだけやっての。なのに、ちまちまちまちま弱気なこと言ってたら、どんどん自分に自信なくなって、ほんまに踏まれる雑草になるで?」


「それに、あなたはあなたにしかない"幼馴染"っていう特権があるんやから、それ活かさんくてどうすんねん。勿体ないやん。話すチャンスだって、もしかしたら成瀬さんより、いっっっっくらでもあるんやから。「成瀬さんみたいになりたい」ってしょーもないこと言ってへんで、あなたなりに勝負しんさいよっ!」













『…すっごい長文、やったなぁ…笑』


澤田「まだまだ言いたいことあるけど、ここまでにしてくわ。」


『おん、…私も結構今のでお腹膨れたかも…。』






希美からの愛こもった説得、、いや、説教を受けて…


何気にこれが結構、心の奥にグサッとくるのよ。


うん、痛いよ。今もすっっごい刺さってる。うん、すごいよ。






澤田「まぁ、とりあえず、…比べないの。」


「成瀬さんは成瀬さん、あなたはあなた。」


「いい?分かった?」


『、、わかり、ましたっ、。』






こうして、澤田 希美 (おかん) からの説教を終えると共に、


休み時間も、終わってしまった。

































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