放課後は北斗に許可を貰ったら
たまに友だちと遊ぶけど
基本的にまっすぐ帰る
1週間のスケジュールは
北斗が決める
英会話
華道
茶道
ピアノ
乗馬
テニス
料理
マナー
……etc
こんなにレッスンがある毎日…
樹が迎えに来てくれる車に乗って家へ
今日は
ジェシーとの英会話レッスン
着替えて
ジェシーの部屋に入る
今日あったことや
友達みたいな内容のことを
ジェシーと英語でやりとりする
(詳しくは飛ばします、笑)
ジェシーのおかげで
日常会話で困らない程度に
話せるようにはなった
ワタシにではなく、
筆頭執事の北斗を見る…
ニヤッとする2人
助けを求めるつもりで
北斗を見るけど…
※注意※
『』は英語として読んでください、笑
言われたようにソファに座る…
ワタシの身体を包むように
ジェシーが横に座る
ニヤッとするだけ…
肩を抱き寄せるジェシー…
恥ずかしくて
立ち上がった…
部屋から逃げるように
出てった…
不敵な笑みで2人の執事は
これからの事を相談していた…笑
ワタシは
自分の部屋へ駆け込んだ…
なんだか心臓がバクバクしてるッ
自分の顔が熱いのが分かる…/////
白い壁に向かって呟いてみた…
当たり前だけど答えは出ない…
ポンッと、
ベッドに寝ころんだ…
ドアをノックする音…
ワタシが寝ころんでるベッドに
近づいて…
おデコとおデコをくっつけた…
鼻先が触れる距離に
北斗のキレイな顔がある…
まだ顔が近い/////
北斗はニヤッとして
耳元で
ささやいて
ワタシから離れた…
余裕のないワタシ
余裕の北斗は部屋から出てった…
数時間後…
ノックして北斗が部屋へ
ワタシは
ベッドにもぐりこんだまま返事した
大人しく北斗は引き下がった…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!