第129話

私の発作
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2020/09/07 12:35
私がヒラくんに泣きついた日


(※第105話 私が悩む理由、第106話 いくらだって傍に居るよ参照)


(なまえ)
あなた
ヒラくん私…今いやなんだよ
自分が…こんな考えしてる自分が…
ヒラ
ヒラ
こんな?
(なまえ)
あなた
私…今の自分がキライ…
ヒラ
ヒラ
………
(なまえ)
あなた
少しでもチラついたらあいつの事で埋め尽くされて…今でもどっかで会いたいって思ってて…まだ檻の中だなって実感するから…だから…消えたい
ヒラくんには本当に酷なことを言った


そして私はこの後もっと酷いことを…昔の自分が決して言わないことを口にした
(なまえ)
あなた
ねぇヒラくん……私のこと抱いて?
ヒラ
ヒラ
あなたちゃん
(なまえ)
あなた
ねぇおねがい
ヒラくんにしか頼めない
オネガイ
自分が気持ち悪い…



この頭も…身体も…



その全部からあいつのにおいがする…



一時でも…少しでも…一瞬でも…



早くはやくハヤク
ヒラ
ヒラ
あなたちゃん…本当に思ってる?
そんなこと…
(なまえ)
あなた
エ?ダメ?
ヒラ
ヒラ
そうじゃなくて…
俺にしてほしい?
(なまえ)
あなた
ヒラくんナライイヨ?
ヒラ
ヒラ
そんな目で言われても本当だと思えない
それに…
あれ?なんでかな?ヒラくんが揺れて…
ヒラ
ヒラ
そんなに泣いてる子に頼まれても俺はしない、それにあなたちゃんとはしない…"俺でもいい"…なんだよね?あなたちゃんは本当に俺でいい?
(なまえ)
あなた
………ぅ……私…今……
ヒラ
ヒラ
大丈夫だよ…大丈夫だから
(なまえ)
あなた
ご…めん…ごめんね……
ヒラ
ヒラ
あんなことあったのに…普通な方がおかしいんだから…いいよ、俺気にしてないよ?
(なまえ)
あなた
スッ……ぐすっ…
うぅ…(泣 ポロポロ
ヒラ
ヒラ
あなたちゃん無理してたの今度は気づけてよかったよヽ(*´∀`)ノ
その別の日…


私は発作的に自殺しようとしていまうようになっていた


周りに止める人がいないと
(なまえ)
あなた
ハァ…ハァ…
ガチャ
パシッ
ヒラ
ヒラ
あなたちゃん待って!
(なまえ)
あなた
へ?
ヒラ
ヒラ
そんな物置いて!
(なまえ)
あなた
…?きゃッ
腕に振り下ろされる寸前だった包丁に驚いて思わず手を離した
ヒラ
ヒラ
大丈夫だよ…大丈夫だからね
(なまえ)
あなた
ごめん私…
ヒラ
ヒラ
いいってば…よかった
あなたちゃんが生きてて(´ω`*)
毎回最後に…私が生きててよかったと言って笑ってくれた



そして頭撫でてくれた…



そんなヒラくんが今…



私のことが分からない



私のことを止める人なんていない
(なまえ)
あなた
………
私はふらふらしながら病院を出てあの場所へ向かった

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