更に次の日
キャ───(*>▽<)───ァ♡
ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪
フジとキヨが女子たちにキャーキャー言われてる
2人とも背高くてモテるからなぁ
なんてこーすけを笑いながら廊下の二人を見ていたら、クラスメイトに呼び止められた
それだけ言ってそいつは元の作業に戻っていった
あなたちゃんにラブレター…
しかも俺経由なんて珍しいなぁ
なんて思いつつ、俺はあなたちゃんに渡すことにした
特に渡さない理由もない
フジのことを考えれば気の毒だけど、もし返事聞かれたり、『何時にここで待つ』とか書かれてたらちょっと可哀想
本当にちょっとだけ
保身に走ってるって思われるかもしれないけど、渡さない理由が本当にないので…
その日の夜
今日もあなたちゃんの家に来た
ガチャ
わーいケーキケーキ!
俺高校生なのに…
キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ
あなたちゃんいない
ガチャ
そう言って彼女はジュースの飲んでいた
タッタッタッタッタッタッ
…
まあ熱烈な…って訳でもなく
普通に明日ここで待ってます的なやつだった
手紙で返すのもなぁとあなたちゃんが言って、その場所で直接返すことにしたみたい
俺は心の中でフジに謝った
あんなに目をハートにしてあなたちゃんのこと見てたのに俺は…でもまだあなたちゃんが受けるって決まってないし
ちょっと不安を残しつつ俺はあなたちゃんと話してるうちにいつの間にか寝ていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。