第88話

今度こそ助けたい
103
2020/07/23 03:57
(なまえ)
あなた
もしもしヒラくん
ヒラ
ヒラ
《あなたちゃん終わった?》
(なまえ)
あなた
うん…
ヒラ
ヒラ
《(「・ω・)いまどこ?
もう家に着く?》
(なまえ)
あなた
ううん病院の前だから…今から向かう…
20分ちょっとで着くと思うから…
ヒラ
ヒラ
《分かった、待ってるね!あなたちゃん…》
(なまえ)
あなた
なに?
ヒラ
ヒラ
《なんか声震えてるよ?…怖かった?》
(なまえ)
あなた
そう…かな?
ごめんすぐ向かうね
ヒラ
ヒラ
《え?あなたちゃん》

ブツッ


〜ヒラside〜
ヒラ
ヒラ
切れちゃった…
どうしたんだろ?
フジ
フジ
ヒラ、あなたちゃんから?
ヒラ
ヒラ
うん…
フジ
フジ
どうしたの?浮かない顔して
ヒラ
ヒラ
あなたちゃん声…震えてたから…
どうかしたのかなって…
フジ
フジ
あれから何日も経ってないんだから…急にぶりかえするんだよきっと…トラウマってそういうもんでしょ?
ヒラ
ヒラ
そうだよね…あなたちゃん最近1人でいること多いし…
フジ
フジ
いられるだけ…傍にいてあげられれば…1番いいんだけどね…
ヒラ
ヒラ
それフジの願望じゃない?
フジ
フジ
えっ///あっちが//////…わないけど/////
俺よりヒラがいいでしょ?//////
ヒラ
ヒラ
否定はしないんだ
フジ
フジ
そっそりゃあ…ねぇ///
ヒラ
ヒラ
フジが言いたいなら言ってもいいんだよ?俺に止める権利ないし
フジ
フジ
いっいや…弁えろって言ったのヒラじゃん!あなたちゃんあの後だからって…

俺のせいにされてもなぁ

ヒラ
ヒラ
でもさ…早い方がいいこともあるかなって…思ってきて…
フジ
フジ
何かあった?
ヒラ
ヒラ
うん…ちょっと…
気になることがあって…

あなたちゃんの寝言のことをフジに話した



もちろん朝のことも…

ヒラ
ヒラ
気のせいかな?
フジ
フジ
ヒラがちょっとでもおかしいって思うなら…そうなんじゃない?あなたちゃんのこと1番分かってるでしょ?
ヒラ
ヒラ
そうだけど…あなたちゃん結構隠そうとするから…隠そうとするっていうより…人に頼らないっていうか…抱え込もうとしてるっていうか…そんな感じなんだけど…
フジ
フジ
ヒラはあなたちゃん思いだね
ヒラ
ヒラ
俺…あなたちゃんが泣いてるの嫌だから…もう震えて欲しくないから…
フジ
フジ
大丈夫だって…ヒラが居れば
ヒラ
ヒラ
俺は早くあなたちゃんの心埋めてくれる人がいればなぁって思うよ?
フジ
フジ
なんで俺を見るのかな?
ヒラ
ヒラ
フジはいや?
フジ
フジ
そっ///そんなわけないじゃん///!!!
嬉しいことこの上ないです!
まあ…フジはそんな顔するよね


彼は嬉しそうに顔を緩める


そんなそいつに俺は言い放つ
ヒラ
ヒラ
じゃああなたちゃんを助けてよ!
俺じゃあ埋められない分を埋めてよ!
フジ
フジ
ヒラ…
ヒラ
ヒラ
あっ…ごめん…
俺かっとなっちゃって…
フジにあたっても仕方ないのに…



ピンポーン


ヒラ
ヒラ
あっあなたちゃんかな?
開いてるよー
ガチャ
(なまえ)
あなた
お邪魔します

そこには…朝とは違う


ちょっと浮かない顔の君がいた

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