第133話

今回は…事故じゃない
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2020/09/16 12:00
『座って?』と言うように、彼はベッドをぽんぽん叩いて私を呼んだ
(なまえ)
あなた
???
フジ
フジ
あなたちゃん自分の目に光がないとか言ったけどさ…俺は綺麗だと思うよ
(なまえ)
あなた
へ?
こんな中身が何もないのに?


その私の目が…綺麗?
フジ
フジ
確かに奥に光はないけど…
空っぽなわけないよ
(なまえ)
あなた
ん?……んん!?!?!
最初…分からなかった…



自分が何をされたかなんて



彼に腕を引かれて



いつの間にか腕の中で…



私と彼の唇と唇が溶接したようにしっかりとくっつく



いつまでも続くような…



でも一瞬のような…



長いようで短いキス



私はそれを認識した瞬間に彼の胸を軽く叩いた
(なまえ)
あなた
なっ///何してるの?//////
フジ
フジ
ほら…そんなに真っ赤になる人が
空っぽなわけない、心がないと真っ赤になったりしないよ
(なまえ)
あなた
でっでもフジくん///
フジ
フジ
俺は!後悔しない…!
それに君にも後悔させない…だから…
すごく真剣な目…



こんな目は…今まで見た事ない



こんな目を



私は向けられなことない
フジ
フジ
俺を選んで

今の私には…



出来ない目だなぁ
(なまえ)
あなた
なんか……
フジ
フジ
ん?
(なまえ)
あなた
今フジくんの隣で寝ると危ない気がする
フジ
フジ
∑えっ!?あっえっと!
別に何もしないってば…
(なまえ)
あなた
ふふふっ
フジ
フジ
何がおかしいの(--;)?
(なまえ)
あなた
いやごめん…必死すぎてw
大丈夫だよ、フジくんはそうそう寝込み襲う人じゃないでしょ?(´ ˘ `*)ね?
フジ
フジ
(『こういっとけば襲わないでしょ』感があるような…)
暗示でもしとかないと眠れない気がする
(なまえ)
あなた
じゃあおやすみ
フジ
フジ
あなたちゃん!
(あれぇ?俺今キスしたよね?それでこの反応できるっていったい…)
フジくんに顔見られる前に潜っちゃおう


そう思って布団に潜る私でした

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