第63話
嘘or真実
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菜々川「何?めんどくさっうちは元々あんたらの事なんてメンバーとも仲間とも思ったことないから」
菜々川「この空気嫌いやから、一旦出てく」
ガチャ
西畑side
信じたくない
だって、あのあなたが親友の彩花をいじめてた?
゛うちがコイツをいじめた、?゛
゛いじめてるけど何?あんたらには関係ないから゛
゛あんたらの事なんてメンバーとも仲間とも思ったことないから゛
媚びりついて離れないあなたが放った言葉
放心状態の西畑の頭の中で鬱陶しいぐらいループされてる
この状態がいや、この状況が嫌で
抜け出したい
でも、はっすん泣いてるし、丈くんは、怒りと悲しみが交わって自分感情が分からなくなっとる
彩花「ほら、言ったじゃんヒック」
いつも俺達を支えてくれた彩花
それとも、大切な同期
いや、あなたから見たらなんでもないんかな
仲間でもないから相談しなかった?
あなたの事知ってるつもりで知らなくて
近い存在に見えてほんまは遠い存在やったって事?
何が何だかわからん
『彩花、正直に答えて、でもこれが嘘だったら彩花お前を許さない』
彩花「何?大吾ヒックくんは、あなたにいじめられてヒックないって言うヒックの?彩花ヒック辛いのに」
『ほんまに虐められた?』
彩花「ヒックうん」
長尾「具体的にどんなことされたの?」
長尾さっきまで沈黙やったのに涙目で話し出した
長尾も信じたくないんやな
そりゃそうか長尾にとってあなたは、尊敬し続け゛てた゛人やもん
彩花「殴られたりヒックほら、(腕めくり)アザも出来てるの」
ほんまに痣や
彩花「他にはヒック死ねとか暴言吐かれてて黙ってたけどもう辛くてヒックヒック泣」
彩花がみせてきたのは本物の痣で
でも、あなたが人をいじめるような人やとも思わない
『ごめっ彩花俺何もわからへんわ』
だって、どういう状況なのかちゃんと掴めてへんから
長尾「僕、どっちの味方にもなれません」
流星「僕も、、、、、、、」
大橋「俺も、何もわからへん(._.)」
高橋「僕も」
道枝「僕も」
道枝「どんなに一緒に居たからってすぐに決められへん」
藤原「俺は、、、、、、、、いや、俺も正解がわからん」
藤原「、、、、、、、(`_´) (._.)(._.)」
ピコピコ
LINE
『あのさ、今日レッスン無くなったってだから、今日は、もう解散にしよ』
長尾「わかりました」
そう言ってこの日は解散になった
誰かがドッキリだと言ってくれることを願って
この時の西畑はなんで気づかんかったんやろ
あなたがヒントをくれてたことに
そして、あなたがいじめたのは、真実でも嘘でもない、SOSだったことに
でも、わかった頃にはもう遅かった