第4話

水の弟子
3,400
2019/10/23 16:14
……
(あなた)
(あなた)
……微かに血の匂い……
炭治郎
きっと怪我した人がいるんだ!
(あなた)
(あなた)
いこう!
炭治郎
うん!
タッタッタッ
ガラッ
(あなた)
(あなた)
大丈夫ですk……
グチャグチャグチャリンコ
(あなた)
(あなた)
はっ、鬼……!
お前ら妙な気配すんなぁ。人間か?
なら喰ってやる!
バッ
炭治郎
うわぁ!
(あなた)
(あなた)
炭治郎!
炭治郎
俺のことはいいから……禰豆子を……!
(あなた)
(あなた)
禰豆子!こっち!
禰豆子
フーフー
(あなた)
(あなた)
禰豆子!
禰豆子
ハッ
タッタッタッ
(あなた)
(あなた)
鬼!炭治郎から離れて!!
ボッ
うげっ
でもこんなのすぐ治るからなぁ
ほら。もう血は止まった
(あなた)
(あなた)
……!!
……
……(めっちゃ飛ばします)
(あなた)
(あなた)
この鬼を生かしてたら……
(あなた)
(あなた)
また人を喰う……
(あなた)
(あなた)
殺しておかなきゃ……
???
そんなものでは鬼は殺せん
(あなた)
(あなた)
……誰……?
(あなた)
(あなた)
どうやったら殺せますか?
???
人に聞くな
???
自分で判断できないのか
(あなた)
(あなた)
っ……
炭治郎
おねぇちゃん……
(あなた)
(あなた)
(でも痛いだろうなぁ……)
???
(この子はダメだ……)
???
(優しさが強すぎる。)
???
(鬼にまで同情している)
……
鱗滝さん
私は鱗滝左近次というものだ、
鱗滝さん
妹が人を喰った時……お前はどうする
(あなた)
(あなた)
っ……
パン!
鱗滝さん
判断が遅い!
鱗滝さん
妹が人を喰った時、お前がやることは2つ!妹を殺す。そして自分と弟も死ぬ。それだけだ
鱗滝さん
お前はとにかく判断が遅い!
鱗滝さん
鬼も朝まで殺せなかった!
(あなた)
(あなた)
……ごめんなさい
鱗滝さん
……ついてこい
(あなた)
(あなた)
わかりました。
(あなた)
(あなた)
炭治郎、行くよ
炭治郎
うん!
テクテクテク
(あなた)
(あなた)
待って、鱗滝さん足はやっ!
炭治郎
お姉ちゃん大丈夫?
(あなた)
(あなた)
う、うん!
タッタッタッ
……
(あなた)
(あなた)
ハーハー
炭治郎
ハーハー
(あなた)
(あなた)
これで……認めて……
炭治郎
貰えましたか……?ハーハー
鱗滝さん
これからだ。
鱗滝さん
これから山に登る。妹は置いていけ
鱗滝さん
わしが責任持って見る
(あなた)
(あなた)
禰豆子、ごめんね
炭治郎
行ってくるから……!
……
鱗滝さん
夜明けまでに山を降りてさっきの所までこい。それだけだ。
(あなた)
(あなた)
?!消えた……
炭治郎
……
(あなた)
(あなた)
炭治郎、降りよう!
(あなた)
(あなた)
それにしても霧が濃いな
炭治郎
俺達が迷うと思ってるんだ!
グッ
(あなた)
(あなた)
?!
(あなた)
(あなた)
罠か……!
(あなた)
(あなた)
こんなのにいちいち引っかかってたら山を降りれない!
炭治郎
それにここ酸素が俺達が住んでたとこよりも遥かに薄い……!だからさっきから頭がクラクラするんだ、!
(あなた)
(あなた)
夜明けまでにいけるかな……
炭治郎
失神するかも……
(あなた)
(あなた)
でも……禰豆子の為!
炭治郎
手作りの罠は微かに匂いが違う!
炭治郎
お姉ちゃん!罠の匂いを嗅ぎ分けて!
(あなた)
(あなた)
わかった!
(あなた)
(あなた)
よし!罠を抜けれた!
2人)急に運動神経が良くなった訳ではないけど!!
……
鱗滝さん
……
ガラガラ
(あなた)
(あなた)
ヒューヒュー、もっ……戻ってきました……
炭治郎
ヒューヒューヒュー
鱗滝さん
お前たちを認める……
それから鱗滝さんは鬼のことを話してくれた
(あなた)
(あなた)
鬼……
(あなた)
(あなた)
……
次の日から訓練が始まった
とっても辛い……!
けど、禰豆子の為に頑張るよ。
半年後
鱗滝さん
お前たちに教えることはない
鱗滝さん
この石を切ったら最終選別に行くことを認めよう
(あなた)
(あなた)
(え、石って切れるものだっけ)
炭治郎
(え、……)
それから鱗滝さんは教えてくれなくなった
来る日も来る日も石を切ろうとしたが無理だった
(あなた)
(あなた)
……っ、(お姉ちゃんなんだ!長女なんだから泣いちゃダメ!)
(あなた)
(あなた)
……切れないよ……
???
何をしてるんだ
(あなた)
(あなた)
だ、だれ?
???
お前の隣にいるやつは男だろ。
男なら泣くな。
炭治郎
っ……
カキン
(あなた)
(あなた)
炭治郎!
???
とくにお前……お前は呼吸を知識とした覚えただけだ。体はなにもわかっちゃいない
炭治郎
っ!
……
いつの間にか気を失っていた
(あなた)
(あなた)
???
起きた?
(あなた)
(あなた)
君は……
あの男の子が、錆兎で、この子が真菰と言うらしい
真菰
あとは死ぬまで鍛える!
(あなた)
(あなた)
うっ……
(あなた)
(あなた)
(長女なんだから逃げてちゃダメ!炭治郎だって頑張ってる。禰豆子だって……)
真菰
あなたはどうして狐のお面をつけてるの?
(あなた)
(あなた)
えと、なんか、鬼が好む顔らしくて……
真菰
そうなんだ、初めて聞いたなぁ
真菰
稀血とかなら聞いたことあるけど……稀顔はないなー
炭治郎
お姉ちゃんはとっても美人なんだ!
(あなた)
(あなた)
ちょっと、炭治郎?!
真菰
(* ´ ˘ ` *)フフフ、面白い兄弟だね
……
炭治郎
お姉ちゃん……
(あなた)
(あなた)
うん?
炭治郎
俺さ、お姉ちゃんのこと、あなたって呼んでもいい?
(あなた)
(あなた)
うん、全然大丈夫だよ
炭治郎
……あなた
(あなた)
(あなた)
んふふ( *¯ ꒳¯*)
一年後
錆兎
炭治郎、あなた。随分男らしくなったじゃねぇか
(あなた)
(あなた)
私は男じゃない
2人)錆兎!今日こそ勝つ!
……
カキン
パカッ
(あなた)
(あなた)
?、
(あなた)
(あなた)
錆兎はニコッとして、どこか寂しそうだった
錆兎
よく頑張ったな
真菰
アイツにも勝ってね……
錆兎のお面を切った刀はいつの間にか石を切っていた

プリ小説オーディオドラマ