第20話

電話
664
2023/02/25 01:07












飯田くんとの戦い、注意すべき点はあのエンジンのスピード。

レシプロバーストを使われたら避けられない...
プレゼントマイク
『轟対飯田!!』
飯田天哉
まだ底力が分からない君との長期戦は避けたい
飯田天哉
だから...
飯田天哉
スピードで決める!!
案の定レシプロを使ってくる

そんなのもちろん避けられるはずがない
(なまえ)
あなた
グハッ
体制を崩されてそのまま場外へと運ばれていく
(なまえ)
あなた
そんなスピード出してる状態で、もっとスピードが出たらどうなるのかな
飯田天哉
なっ...!
ボッ🔥


私はエンジンのところで個性を発動し、ジェット機のように炎の火力をあげる
飯田天哉
くっ...止まらん...
それで飯田くんはそのまま場外になった
ミッドナイト
轟さんの勝利!
飯田天哉
そんな使い方もあったんだな...
(なまえ)
あなた
まだまだ色々あるよ〜
飯田天哉
そうなのか
飯田天哉
では準決勝頑張ってくれ
(なまえ)
あなた
うん


次の試合まで何しよう...
プルルルル


(なまえ)
あなた
あれ、冬美姉からだ
(なまえ)
あなた
もしもし
冬美
『あなた!準決勝進出おめでとう!』
(なまえ)
あなた
ありがとう!
冬美
『お母さんも見てるって言ってたわよ』
(なまえ)
あなた
お母さんが?
(なまえ)
あなた
体育祭が終わったら会いに行かないと
お母さんとは仲良くやっている




姉たちは前からお見舞いに行っていたようだけど、私は中学生になってから初めて行った


初めは自分も緊張してたし、お母さんも色々あっただろうから何も話せなかった



でもそこから抱かれた時の安心感は今でも覚えてる。お母さんの冷たいけれど底にある温もり

母親って偉大だな...
冬美
『最近忙しくて行ってなかったもんね』
冬美
『それより個性の方は大丈夫?』
冬美
『使いすぎて倒れたりしてない?』
冬美姉は結構過保護だ

昔はもうちょっとやんちゃだった気がするんだけどな...
(なまえ)
あなた
うん平気だよ
(なまえ)
あなた
ずっと訓練してたからね
(なまえ)
あなた
てか、焦凍のみた?!
冬美
『もちろん見たに決まってるじゃない!』
冬美
『ちょっと感動しちゃった』
冬美
『炎を使うだなんて...緑谷くん?のおかげかしら』
冬美
『それともお父さんと仲直りしたの...』
(なまえ)
あなた
いや、それは絶対にない!
冬美
『そう...』
冬美姉は家族みんな仲良くなることを望んでいる。

だから私や夏兄がお父さんについて何か言うと少し悲しそうな顔をする

それに全員揃って食卓を囲む時も話題を出すのはいつも冬美姉だ。

私は気まずくなるのが嫌だし、冬美姉のこと好きだから反応するけど、男3人は無反応
冬美
『次は焦凍と?』
(なまえ)
あなた
うん
(なまえ)
あなた
初めてかな
(なまえ)
あなた
焦凍と本気で戦うのは
冬美
『無理はしちゃダメよ?』
(なまえ)
あなた
本気で挑むって決めたから...
(なまえ)
あなた
それに無理してでも戦いたいんだ
冬美
『それなら私は応援することしか出来ないか』
(なまえ)
あなた
どっちも応援してね!!
冬美
『わかってるわ』
そうして電話を終了した。




試合楽しみだな( *´꒳`*)










??
おい、そこ退けや
スマホをしまい戻ろうとすると、廊下の角から出てきた人に声をかけられた。













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