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…って願いたいところだけど…
そうはいかない、
当然サセンもいるわけであって、
なかなか思うような生活ができない。
サイン会をときに本人にコッソリ悪口を言ったり
移動のときにわざと体当たりしてきたり…
こんなことがしょっちゅうある。
さすがに私たちもあきれてるし
マネージャーも警備を多くしてくれてる。
それでもやり続けるサセンはどうしようもない…
ちなみに今からテレビの収録がある。
私たちTWICEはテレビ局へ移動してる
数十分後…
テレビ局に到着し、いつも通り中に入って行こうとしていた。
でも、私たちTWICEが○○局で収録すると言う話を聞いて、たくさんのONCEが駆けつけていた。
あまりにもONCEの数が多すぎて、
警備員の人達も、手に負えない状況になっていた。
そんな中を私たちが通ろうと通路を歩くと、
ファンが一斉に押し寄せてくる。
たくさんの歓声が上がり、カメラのシャッターを切る音があたりいっぱいに響いていた。
当然私たちもファンに応じなきゃいけない。
ぎゅうぎゅうの中テレビ局に入ろうとしていた
その時……
「ドンッ💥」とサセンらしき人がぶつかってきた。
私は倒れそうになったが、近くにいたジョンヨンオンニがしっかり支えてくれた。
(やだ、惚れる♡←)
内心めっちゃムカついて本気でキレそうだった♡
それがサセンと一対一の時ならいいんだけどね~
↑いや、それはさすがによくない。ㅋㅋ
ONCEの前でそんな姿を見せちゃいけない。
そう思って、サセンって言うのを分かりつつも、
「すみません!!大丈夫ですか!?(大げさ)」
って言った。さすがに回りのONCEたちも
それに反応し、ザワザワし始める。
そのサセンは私がわざとそんな風に言ったんだと察して
「チッ…」そう言って逃げようとした。
でも回りはONCEでいっぱいになり、
逃げる隙もない。へっ、ざまぁみろㅋㅋ
私は近くの警備員さんに、
"あの人サセンです"と伝えた。
もちろんそのサセンは逮捕された。
でも、安心してる暇はない。
だって、まだまだサセンはいるんだから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。