マネ「とりあえず、顔合わせの日が決まったらまた伝えるから!」
「わかりました、ありがとうございます!」
話によると、わたしはヒロインの友達役で恋を後押しする、結構大切な役割になるようで……
(( かなり ビッグなお仕事じゃない…? ))
これをチャンスにして、もっと有名にならなきゃ!
頑張るのよ!わたし!!!!
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家に帰り 、 ベッドにダイブ 。
着々と 夢に近づいていけてる……
今まで 苦労してきた甲斐があった。
なんでも頑張ってきてよかったって。
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夢にまで見た 、 太輔くんとの 共演 。
ただ…もう会わなくなってから どれくらいの時が経ったのだろう。
忘れられていても 、 おかしくない。
だって彼は 、 みんなのアイドルなんだから。
もしかしたら…
少しの期待を抱いて、眠りについた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。