あれから何時間たっただろう
いつの間にか私は寝てしまっていた
時計は7時半をさしている
窓の外は日が落ちきっていた
そろそろ帰ろうかな
私は相澤先生に期限付きで許可を貰い
福岡で過ごしている
ホークスの家には行っていない
もしかしたら高鳥さんがいるかもだから
福岡に住んでいた頃仲良くなった友達の家に
住ませてもらっている
そういえば高鳥さんはお見舞いに来ないのだろうか、?
私が知る中でお見舞いに来てたのは
サイドキックの方々と常闇くんくらい
1回公安関係者も来た
でも高鳥さんの姿は見ていない
ただすれ違っているだけだろうか
まぁいいや
明日の朝、福岡を出て雄英に戻る
だから病室に来るのは最後
答え、聞きたかったな…
最後に彼の手をもう一度強く握った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!