無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第2話

地味男
そして、僕は地味男になった。



髪はわざとボサボサにし、分厚いだて眼鏡を掛けて冴えない男の完成だ。
でも、僕はそれが少し快感でもあった。
誰も僕が歩いてても、気にもとめないし誰も振り返らない。
この世界で僕が存在してないみたいだった。

だけど…
教室では、、、
無視される。

これが、いじめなのかな。
でも、僕なにもしてないし…

村河正樹
村河正樹
松山!パン買ってこいよ!
同じクラスの村河正樹君に声を掛けられた。
松山 洸
松山 洸
え?
僕は突然のことで言葉が出なかった。
松山 洸
松山 洸
なんで…?
村河正樹
村河正樹
は?お前メガネの分際で俺に口答えすんのか?
メガネ?…
メガネは関係ないんじゃ…
でも、僕は村河君の迫力に圧されて言葉が出なかった。
山田桃愛
山田桃愛
正樹!パンくらい自分で買いにいけないの?!
そのときだった。
僕のとなりの席の山田桃愛さんが入ってきた。
村河君とは幼なじみだそうだ。
村河正樹
村河正樹
おっ、お前は関係ないだろ!入ってくんな。
村河君は、少し焦りながら反発して、どこかに走っていってしまった。
山田桃愛
山田桃愛
ごめんね、松山君。
山田さんは振り返って僕に言った。
松山 洸
松山 洸
ううん!全然大丈夫だよ。
僕は、首をふって席に着く。

すると、山田さんも僕のとなりに腰をおろして口を開いた。
山田桃愛
山田桃愛
正樹、あんな性格だから友達も少ないの…
だからあんまり嫌わないでやってね。
松山 洸
松山 洸
えっ!
そーなんだ。
てっきり友達いっぱい、いそうに見えたのに…
松山 洸
松山 洸
山田さん、村河君と仲良いんだね。
僕は、少し羨ましかった。

僕には、こんなに仲のいい幼なじみなんていなくて、、
仲のいい友達もいないから…
松山 洸
松山 洸
僕も、山田さんみたいな友達が欲しいな…
気づいたら、僕はもう口にしてしまったあとだった。
山田桃愛
山田桃愛
じゃあさ!松山くん。
私と友達になろうよ!
松山 洸
松山 洸
え…?
山田さんは、にっこりと笑って微笑んでいる。
ほんとに…

ほんとに…
松山 洸
松山 洸
僕なんかと、友達になってくれるの?
山田桃愛
山田桃愛
ふふふっ
僕なんかってなに?私の方こそ私なんかでいいの?
山田さんは、なにが面白いのかずっと笑っている…

でもそのときは、山田さんから目が離せなくなっていた。

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

miku
miku
よろしくお願いします
ノンジャンルの作品もっと見る
公式作品もっと見る