第5話

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2019/09/01 12:41
Hokuto side





体のどこかが触れていないと、また頭ぶつけるハメになるかもしれないから 対処法として手を繋ぐことにした。







思わずみんなの視線に耐えられなくて京本の手を引いて出てきてしまったが………
手汗が…………







な、何を話したら良いんだろう……
とりあえず声をかけてみるか??




よ よしっ……














北斗: 京本……











京本: ………………。ジッ…









声をかけると少し悲しそうな顔でこちらを見てきた。











北斗: ん?? 何??(汗)

















京本: いや……もう きょうもっちゃんって言ってくれないんだなぁと思って……










え………え………?!?!










北斗: や、恥ずかしいだろ…////









京本: さっきまで平気な顔して呼んでたのにぃ……

こんなに手まで繋いでくっついているのに

急に距離を感じてなんか………














京本: 寂しい……なぁ……って///










京本は立ち止まってそう言った。




多分本人は無意識なのだろうが照れた顔で上目遣いはズルい……



こういう所があるから愛されるんだろう。















北斗: わかりましたよーう、きょうもっちゃん??













キュッ











京本: え……///








バックハグってやつなのかな??


ちょっとした仕返しのつもり。
なんか俺だけドキドキさせられて、負けた気分だし……











京本: そ、その… 北斗っ………////








北斗: あぁ眠いいいい このまま寝よっかなぁ







あごを京本の肩にのっけてみた。












京本: 〜〜っ!!! だぁーーーーっ!!!!
暑い、暑い あーつーいーーーーっ!!!!
離れてっ!!!! あ、離れられないんだった(汗)







北斗: えぇ??
くっついて暑いんじゃなくて、照れてるから暑いんじゃないの〜??








京本: ち、違うからっ!!!!















ズカズカと俺の手を引っ張って楽屋へ戻る京本。












あんなに強がってたけど、耳が真っ赤になってる。







そんな所がかわいいな と思ったのは秘密。

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