Juri side
樹: ………… ジーッ
北斗: きょうもっちゃん!! きょうもっちゃん!!
京本: なぁーに??
樹: ……………… ジーーッ
北斗: 今日の撮影きょうもっちゃんとかなー?!
京本: だと良いねっ!!
お おかしい。おかしいおかしい
樹:おかしいっ!!!! ……………き、きょもほくー!!!!
どうしたっ?!?! 距離感バカになっちゃったの?!
北斗: なんで?? いっつもこうじゃない??
京本: そうだよー 樹こそ今日変じゃない??
いや。俺は通常運転のはず。
高地も、いつもうるさい末ズの2人もびっくりして固まってる。
見るなと言われたら見たくなる
開けるなと言われたら開けたくなる
それと同じで……
急にくっつかれたら、離したくなる!!!!!
この光景嬉しいのは山々なんですが……
違和感しかない!!!!
絶対何か裏がある!!!!
樹: って訳で、みんなには撮影の時 全力で2人を引き離してほしいっ!!!
俺は2人が飲み物を買いに行った(イチャイチャしながら)のを見届けて、みんなに相談した。
高地: 俺も変な感じするし、協力するよ(汗)
慎太郎: 俺も!!
あの2人は程よい距離感がちょうど良いからねっ!!!!
ジェシー: あの2人をいじるの結構楽しかったからなぁ…… 俺も協力するぜ!!!!
樹: よし、「きょもほく引き離し隊」行くよーーっ!!!
樹・高地・ジェシー・慎太郎: Let's Go!!!!
田中樹。きょもほく魂を抑えて、引き離します。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。