2010.7.15
(あなた)がいなくなってもう1週間がたった。
7/1 僕は君の誕生日を祝うためデートに誘った
7/2 (あなた)から行くと返信が来た
7/1 PM 9:00
7/2 AM 8:40
7/2 AM 8:40
これが僕たちの最後の会話になった
7/7 僕は駅に向かって歩いた
7/7 11:45
7/7 12:00
7/7 12:15
7/7 12:30
7/7 PM 12:32
7/7 13:00
既読も、返信もない。
7/7 13:30
少し心配になって電話をした
📞プルルプルル…プルルプルル…
出ない
📞プルルプルル…プルルプルル
出ない
📞プルルプルル…プルルプルル
やっぱり、出ない
7/7 15:00
3時間待っても(あなた)が来なかったから僕は家に帰った。
家に帰った後は一旦寝た。
起きてカトクか電話が来てたらいいなと願って。
7/7 (あなた)から連絡は来なかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!