第37話

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2019/07/22 14:43
拝啓
チョン・ジョングク君


グク、あなたがこの手紙を読んでいる7月7日に私はきっと天国にいます


まず、謝らせてください
2011年7月7日

グクとのデートをすっぽかした上、返信も折り返し電話もしなくてごめんなさい

私は7月3日に自分の部屋で倒れました

もともと私は病気持ちで体も弱かったんだ

言わなくてごめんね

グクが私が病気だって知ったら離れて行っちゃ

うんじゃないかって思って怖くて言えなかった

落ち着いてたのに、急に再発しちゃって、

入院生活が始まりました

私はどうしてもグクとのデートに行きたくて先生に7月7日の外出許可をもらおうと思った

でも、安静にしてないといけないっていう理由で外出許可は下りなかった

「ごめんなさい行けないの」ってカトクを送ろうと思ったんだけど、「いつ行ける?」って言われるのが怖くて、何も送れませんでした。

私はもう外に出ることはできないから、次の約束なんて出来ないからね

私はグクに本当のことを話すことができず

そのまま音信不通になったのを

半分良かったと思い、半分後悔しています

私はグクが大好きですごく愛してるから

グクが私が死んじゃって1人になるのは絶対にだめだと思った

大切な人を残して天国に行くなんて無理だよ

グクには心配、不安いろいろかけたよね

ごめんなさい



グクが2010年の私の誕生日に告白してくれてわたし達は付き合いだしたよね

2011年の私の誕生日までの1年間で数え切れないほどの思い出が出来たよ

とにかく笑ったし

ときには怒ったり喧嘩もしたし

1人で泣いたりもしたんだよ

でもいつもグクから謝って仲直りしてたね

私が絶対に悪くてもグクは謝ってくれたね

素直に謝れなくてごめんね


グクと始めて体を重ねた日

恥ずかしかったけど、すごく嬉しかった

好きな人との行為はすごく幸せなものなんだね



グクと過ごした時間はかけがえのない

私の宝物になったよ

ありがとう



(あなた)は、グクが大好きです。
世界一、大好きです。
すごく愛してます。

でも、グクは私よりも愛せる人を見つけて
幸せになって欲しい

最後にお願いがあります

私のことは、忘れてね。グク。


2012年7月4日 キム・(あなた)より






僕は手紙を読み終わって泣き崩れた
グク
グク
ウワァァン グスッグスッ ウウッ、 (あなた)ッ…
2時間くらい泣いただろう




手紙を便箋の中に戻そうとしたとき




B5の四つ折りの紙が便箋に入っていた
グク
グク
…なんだ、これ
開いてみると




僕をもっと壊すことが書いてあった




その紙にはいくつもの涙が落ちた後があった




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そうだ、グク、私、欲しいプレゼントがあるんだ



いいかな??



グク、お願い、私のことを忘れないで



私を、1人にしないで、、



私はずっとグクの彼女でいたい



グクの未来の幸せを願わないといけないのに、



私はやっぱりグクから離れられないみたいです



グク、愛してるよ



グクがおじいちゃんになったとき



天国で会おうね



そしたら絶対結婚してね…?



私の19歳のプレゼントは



グクの永遠の彼女にならせてください
グクを心から愛する여자친구彼女より






グク
グク
忘れるわけないじゃないか
グク
グク
(あなた)はずっと僕の彼女だよ
グク
グク
だから安心して安らかに眠ってね





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