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2021/02/12

第5話

神レベなタイミング
彰吾side
俺が一階に降りると、既に机には朝ごはんが並んでて。
力也
おはよう、彰吾。
キッチンから顔を覗かせた力也くんが
俺に向かって挨拶した。
今日も朝早くから起きて、
俺らのご飯を作ってくれていたようだ。
彰吾
おはよう。
俺が返すと、満足そうに奥へと行ってしまった。
おい四男彰吾、ここで引き下がってしまっていいのか?
眠いからって、
黙ってご飯が完成してくのを見ているというのか?
それは流石に、非常識だよな。
ってことで、キッチンへー。
彰吾
お兄ちゃん、運ぶの、俺やるよ。
そしたら力也くんは、くるっと俺の方を向き、
力也
いつも悪いねぇー、ありがとう。
そう言って再び作業を再開させた。
力也くんに褒められると、朝から中々気分がいい。
今日の彰吾は一味…いや二味違う←
なんていう馬鹿な妄想は置いておいて、
出来上がった料理達を運んでいきますか。
翔平
おはよぉ。
すると階段をポテポテと
音を立てながら降りてきたのは、仲良し双子ちゃん。
彰吾
樹、挨拶。
翔平
おはようだよ?
おはよう…
彰吾
はい、よく出来た。
翔平もありがとね。
翔平
えへへ。
余程褒められたのが嬉しいのか、
翔平はクッシャクシャ笑ってる。
彰吾
お二人さん、席ついてご飯食べるよ。
翔平
うん!樹、行こ。
行く…
翔平が樹の手を握り、
テクトコと歩いてくる二人の姿は、なんとも愛らしい。
可愛いな、誰に似たんだろ←
さて、気を取り直して。
ようやく力也くんもご飯を作り終えたみたいだし、
俺も運ぶの終わったし、やっとのことの朝ごはんタイム。
健太
おはよう。
瑠唯
おは…ちょっと、
俺のパンダ図鑑、
なんであそこにしまってあるの?
海青
ん?俺、しらなーい。
健太
あーあれね、
床に置いてあったから立てておいたの。
瑠唯
えっ、健太が?
健太
そうだけど…?
瑠唯
あの図鑑は触んないでって言ったじゃん!
健太
はぁ?健太は良かれと思ってしたんだよ!?
瑠唯
ほんとありえない。
健太ってさ昔からそういうとこあるよね。
約束ぐらいちゃんと守ってよ。
ただでさえ普通の人とは違うんだから…
力也
瑠唯!
健太
まぁーた始まったよ、健太と瑠唯の喧嘩。
全くあの二人は仲良しすぎるゆえ、喧嘩ばっかだからな。
でも今日のはちょっと雰囲気が違う。
力也
瑠唯、この世には
言っていいことと悪いことがあるんだよ。
いくらムカついても、怒ってても、
それだけは言っちゃダメってことが。
瑠唯
力也
今のは言っちゃダメなこと。
健太が傷つくでしょ?
それは賢い瑠唯なら分かるよね?
瑠唯
うん。
力也
瑠唯がどうして
怒ったのかは俺には分かんない。
でもきっとちゃんと理由があったんだよね。
だから、約束を守れなかった健太も悪い。
今度から瑠唯に確認してから、
人の物は触るようにしようね?
健太
…うん。
力也
これはお互い様。二人とも悪い。
じゃあ、どうしたらいい?
瑠唯
力也
どうするの?
ずっとモヤモヤしたまま?
健太
……勝手に触って、ごめん。
瑠唯
力也
瑠唯。
瑠唯
嫌なこと言ってごめん。
俺、健太傷つけちゃった…。
暫しの沈黙。
力也
よしっもう終わり!
二人とも、手出して。
そして力也くんが二人の手を握らせた。
力也
仲直り。
全くもぉ、ホントに喧嘩ばっかなんだから。
でもまぁ、喧嘩するほど仲がいいってのかな。
そうして、
三人は俺たちが座ってるダイニングチェアの隣に座った。
ちゃっかり瑠唯と健太は隣同士に座ってご飯を食べている。
あんなに喧嘩してたのに。
やっぱ、仲良いなぁ。
翔吾
おはよー!
次に階段を早足で降りてきたのは、
大事そうに犬のぬいぐるみを抱き抱えている翔吾だった。
彰吾
おはよう!
リトル翔吾もおはよう。
翔吾
リトル翔吾ちゃん、挨拶は?
翔吾
まだ眠いみたい。
彰吾
ははっ、そっかそっか。
ほんじゃ翔吾も朝ご飯食べよっか。
翔吾
うん!行こっリトル翔吾ちゃん!
犬のぬいぐるみの名前は「リトル翔吾」。
ちなみに名付け親は翔吾ではなく、陸くん。
頭にビビっと名前がおりてきたらしい。
北人
ちょっと!壱馬!待って!
壱馬
北人、はよ!
彰吾
ちょ、そんなに急いだらコケるよ!
北人
…いたっ!!!
俺の注意と同時に、北人がつまづいてずっこけた。
コントかよ、タイミングあいすぎやろ。
朝からドタドタ、だからさ言ったじゃん。
壱馬
北人、大丈夫?
壱馬が心配そうに北人の傍に駆け寄り、
コケたところを摩ってるけど、北人の目には段々と涙が。
俺があやそうと立ち上がったとき、
何とも頼もしい救世主が登場。
みんなやーっと起きたよぉー。
「ふぅー、一仕事終えた!」と、
階段を降りてきたのは陸くん。
だからね、さっきからタイミングが神レベル。
北人
ヒック…ヒック
あーあーあー、やべーよ、やべーやつだよ。
彰吾
陸くん、頼んだ。
は…へ?…ちょちょほくちゃ〜ん〜!
北人
うわぁぁぁぁぁぁぁん!
はいっ!タイミング神!←
痛かったねぇ、ほらほら泣かないの!
北人
グスッ…ヒック
なんでコケちゃったの?
北人
グスッ…僕が急いだ…から。
うんうん、そうだねぇ。
じゃあ次からどうしたらいい?
北人
ゆっくり…降りる。
よしっ、それなら次から気をつけよっかね!
北人
…ヒック、うん!
いやぁ、流石はイクメン陸くん!
こりゃ彰吾、見習わないとやな。
壱馬
北人…ごめん。
陸くんに頭を撫でてもらい、ニッコニコの北人に、
手を握りながら謝っているのは壱馬。
本当に申し訳なさそうな顔をしてる。
北人
ううん、壱馬は悪くないよ!
僕のせいだから、ね?
壱馬
ほんまにごめん。
ありがとう北人!
北人
うん!
壱馬、早く朝ごはん食べよー!
そして二人も席につき、楽しそうに食事を始めた。
いっやー、
こーんな朝っぱらから事件勃発祭りってどゆこと!?
ってか、あと降りてきてないのは…
あっ、あやつらや。
next…