第4話

ここまでは決闘準備段階!?
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2022/04/03 20:12
陸side
陣くんからバトンをキャーッチ!
したのはいいけど、あーあ眠い。
あー眠い。
朝から陣くんに叩き…いやこちょばし起こされて…
まぁ、ありがたいんだけどね。
まぁいいや、さてさて早速本題。
皆を起こしに行かなきゃ。
でも俺、昔からずっと思ってたんだけど
早く起きた人が皆を起こすっていうシステム、
なんか効率悪くない?
だってそれぞれの部屋に
一つずつ目覚まし時計置いてたほうが効率はいいでしょ。
そしたらこんなに大変な…
陸さーん、あとよろしくー!
・・・
これは神様がこれ以上言うなって言ってるんだ。
余計なことは…ね?
よしっ!じゃあ気を取り直して皆起こし出発ぅー!
まずは俺と同じ部屋の小学二年生組!
三人とも、朝だよ起きてー!
俺が言いながら三人のお腹をポンポンと軽く叩くと、
一番に反応したのはやっぱり翔吾。
翔吾
りっくん?あさ?
うん、だから起きようね。
翔吾
起きる!起きた!
よしよし、偉い!
翔吾完了!
っと次はこのお二人さんだな。
二人とも、起きよ!
壱馬
んーん、まだ夜。
壱馬ー、朝だから!朝!
北人
夜なの?じゃあねる。
朝!ほくちゃん、惑わされないで!朝!
こりゃ大変だー!
仕方ないから二人の一番近くのカーテンを思い切り開ける。
起きてー!
すると太陽の光を浴びた壱馬が飛び起きた。
壱馬
朝だ!朝じゃん!起きる!
よしよし、ほくちゃんは?
北人は未だにとろんとした目で
俺と壱馬の顔を交互に見ながら、
北人
壱馬に、陸くん?なんで?
なんて朝ボケしてる。
寝ぼけないよ!はいっ起きる!
俺が抱っこして地上へと降ろすと、
二人はぽてぽてと歩いていった。
小学生二年生の中では小柄の三人。
傍から見たら幼稚園児にしか見えないだろうな。
おっと、話が逸れちゃった。
じゃあ次は隣の部屋のちびっ子たち。
うわぁーめちゃ可愛いんですけど!
一人一人別々に寝かしたはずなのに、
どういう訳か三人くっついて寝てるんだけど!
夜中に動いた?
想像しただけで思わずニヤけが←
三人とも、起きよっか。
俺の声に反応したのは一番端で寝てた慎。
眠そうに目を擦り、ひょこっと起き上がって…
…ヒック…ヒック
ちょちょちょ、ヤバいヤバい。
目がうっるうるしてんじゃん。
これは終わったな。
慎〜、泣かないで〜。
ヒック…おかあしゃん…ヒック
……よしっ慎、じゃあねぇ選んでね。
このままずっと泣き続けるか、
ここで泣き止んでお母さんに
抱っこしてもらうか。どっちがいい?
すると慎は鼻をすずっと啜り、抱っこのポーズをした。
だっこぉ…
よしよし、偉いぞー!おいで!
りっくんとおりう。(りっくんと降りる)
うん!分かったよ。
なら二人も起こそっか!
まこと、ふたいおこしぇるよ!
(慎、二人起こせるよ!)
じゃあ、慎にお願いしよっかな。
うん!まかしぇて!
そして俺が腕から慎を降ろすと、
慎はちょこちょこと未だ寝ている二人の元へ行った。
慎がベッドに上がって二人の体を揺らしている。
その度にベッドがギィギィと不気味にしなった。
いや、中々年季がはいってますなー。
流石は俺ら世代からあるベッドだわ。
おいてぇー!ふたりとも!あしゃだよ!
(起きてぇー!)
…うーん、まこと?
しょうだよ!おきえ!
(そうだよ!起きて!)
昂秀
まだ、ねむい。
だめ!おきえ!
昂秀
まこともいっしょい、ねお?
(慎も一緒に寝よ?)
やだ!おきうの!
(起きるの!)
…ぐぅ
…りっくん。どうしよっか。
慎がやれやれ的な目で腰に手を当て、肩を下に下げる。
いかにも困ってる様子。
でも可愛いのに変わりはないけど←
まぁね僕にはね、とっておきの作戦があるんだよ。
昂秀と龍は起きないみたいだから、
今日の“おか〇さんといっ〇ょ“は
慎と翔平と樹で見ようね。
そしたら案の定、
お二人さんが勢いよくおきあがったわけですよ。
そしたらもう陸作戦は成功なわけですよ。
だめだお!おかあしゃとはみる!
(駄目だよ!“お母さんと”は見る!)
昂秀
おれも!みるもん!
それから二人は慎と手を繋ぎ、急いで階段をかけていった。
そんなに急いだらコケちゃうよ!
ゆっくり慎重にね!
わかった!
なんて言いながら、今度は一段ずつゆっくり降りていった。
さってあとは一人。
たっくまぁー、朝だよ。
言いながら俺が拓磨を抱き上げる。
拓磨
もっおいた!(もう起きた!)
すると拓磨は眠そうな目でふにゃっと笑った。
はい、やってしまいました。
やっちゃいました。
拓磨くんはとんでもないことをしちゃいました。
皆で一緒にぃーせぇーのぉーで!
『可愛い』
ヤバい、可愛い、溶ける←
それじゃ下行こっかね。
拓磨
うん!
すっかり目が冴えた拓磨はハイテンション気分。
朝、テンション高いのは中々珍しい。
一体誰に似たのやら。
てな感じで朝の決闘は終わり…
と言いたいけど、
実のところ本当の決闘はここからなんだよー。
まだまだ頑張なくちゃ!
そしたら、決闘…
開始ぃー!
next…

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