力也side
俺の朝は早い。
なぜならお母さんの手伝いをするから。
まぁいつもの事だから慣れたけど、
最初の方は結構大変だった。
早起きが苦手な俺がだよ?
今ではちゃっかり
五時なんかに起きちゃって、
六時過ぎには皆の朝ご飯作ってるんだよ?
これも成長かな←
ノロノロと階段を降りてきたのは、
この家の次男である陣くん。
でもそのままソファーで寝始めた彼。
蹲って寝る陣くんは、ダンゴムシみたいだった。←
なんてふざけるのはこのぐらいにして…
そしたら、うーんと背伸びをして目を思い切り開けた。
そして陣くんは、ドタドタと階段を上っていった。
いやぁたった一人でも騒がしいんだから、
十五人もいたらお祭り騒ぎになるね。
あーあ、忙しい朝になりそうだ(笑)
next…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。