第26話
好きな…
影山side
バーンと、背中にグッとした
ポーズを決める西谷さん。
なんだそれ?
さっぱり意味がわからん。
1番ボールに触れる回数が多く
セッターがトスをあげるから、
スパイカーが得点を決めれる
あぁん?
たまたま通りかかった清水先輩真顔で
戻ってきたあなたに、日向が話しかける
あいつは悩まず即答で
全《ぇぇぇええええ!!!!》
彼女はは少し慌てて
俺はそれを聞いて、少しモヤっとした。
セッターじゃなかった。
まぁ、でも俺もブロックよく止めるし。
少し興奮気味に話すあいつは
本当のことを言っているのがよく分かった、
西谷さんが話を続けていたが俺の耳には
入ってこなかった。
別に俺はセッターだ。
誇りをもて。
月島が俺の視界に入る
月島に背を向け
俺は一人、ストレッチをはじめた。
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練習も始まり時間も結構たった頃
指で肩をちょんちょんっとして
月島が珍しく普通に話しかけてきた。
明日は雪が降るのかな?
春だけど、
たしかに、今日はよく揉めてるな〜
仲良しだなって思ってたけど
ダメだった??
そう言って彼は練習に戻って行く。
え、なんか、すっごくモヤモヤするんですけど
結局分からないものは、分からないので
本人に直接聞く事にした
ドリンクを飲みに来た影山に話しかける
そう言うと彼は私を凄い鋭い目つきで見る
めっちゃ怒ってる〜どうしてどうして!!
私がモンモンしててもお構いなく
私の胸にグサッと刺さる言葉。
そう言って走ってコートに戻って行く影山
その後はそのまま、影山と話すことはなく
気分が落ち込んだまま時間が過ぎていくのだった