第12話
後悔
もう来るのは最後とか、言ったくせに。
また来ちゃった。
翔陽や影山が一所懸命な所を見て
伊達工を思い出して
どうしても来てしまった。
ココ最近は翔陽の練習に付き合って
バレーってのには結局
関わってるんだよなぁ
洗濯物を干しながら、最近の高校生活に
ついて先輩に話す。
気にはなるけど、
部外者の私が行くもんでもないかなって、
…ツッキーくんとかも居るから怖いし
たしかに今日帰る時も、
明日来るか聞かれたなぁ。
いかないって言ったけど…
モンモンと私が悩んでると
先輩は肩にトン と手を置く
そう言うと、先輩はニコニコでカゴを持って体育館に行ってしまった。
後ろから、
ムカつく声の持ち主が話しかけてくる
私はそれを聞いて、必死に思い出した。
烏野高校、お兄ちゃんがめちゃめちゃ調子
良くってたっくさんブロックしてた、
あの試合。
基本相手チームとか見てなかったから、
そうゆうこと、考えてなかった。
そっか…
なんにも考えてなかった。
私最低だ。。。
私はその場から、伊達工から、
逃げ出した。
二口堅治は真っ直ぐ
走り去る彼女の姿を
悔しそうに見つめていた。