第20話
ぐぁってきた。
国見sid
結局及川さんがサーブ打ってくれたけど、
烏野のオレンジと影山にしてやられて、
練習試合は終わった。
俺たちは後片付け中。
烏野のベンチがあった所にボトルが1本転がってた。
あぁ、忘れ物かなめんどくさい。
俺はそれを手に持って、
体育館から出る
誰かに押し付けようかなと考えてた時。
そう言って烏野のマネージャーが
話しかけてきた。
試合中めっちゃ声出してたあの、おっきい方
のマネージャー
俺はボトルを彼女に渡す
あ!そうだと言って
彼女はカバンの中から何かを探している
変な顔のアヒルの巾着を取りだした。
その巾着を開けると中には色んなお菓子が入っていた。
他の人には内緒ですよとにっこり笑う。
俺の胸は少しザワつく。
巾着の中には、俺の好きな塩キャラメルがあったのでそれを頂いた。
いえいえと、彼女は巾着をバックにしまう。
これが終わったら、彼女は行ってしまう。
なんとなくいつもなら絶対しないけど
俺は話しかけた。
俺がそう言うと、
分かったと優しく言ってくれる彼女。
影山に教えてもらったと彼女は言う。
彼女は沢山話してくれていたが、後ろから
烏野のでっかいメガネが俺の方をジロッと
見下す。
カノジョはカバンからメモを取り出して
アドレスを書き僕に渡した。
そう言ってニッコリと手を振る彼女。
僕はもらったメモを大事にポケットにしまった。
ーーーーーーーーーーーー
なんだよぉ。